アメリカン航空5502便でワシントンD.Cへ
シャーロット空港で突然の搭乗口変更によって、余裕でディレイになったのが確定してからのお話。
ワシントン・ダレス空港行きのアメリカン航空5502便。
今回搭乗する飛行機は「CRJ900」です。
ボンバルディアというカナダの会社の飛行機ですね。
※搭乗機ではありません
搭乗口変更に加えて、ほぼ満員だった事もあって、結局全ての客が搭乗終了したのが16:15ほどでした。
私の隣に座っていたイスラム系女性が、離陸前にも関わらずテーブルを出してずーっとMacBookを開いてパチパチ。
当然CAさんに注意されていましたが、そんな離陸までの時間を惜しむほど忙しかったのでしょうか。
セーフティデモは(小さい機材の宿命?として)もちろん実演タイプ。
セーフティデモをやってる最中にようやくプッシュバック。
この時点で25分ディレイしています。
それでもすんなり離陸の番が回って来たのでまだマシな方です。
ワシントンD.Cまでは1時間のフライト。近いもんです。東京ー大阪とほぼ同じ距離。
こんなショートフライトでも、ドリンクサービスは一応存在しているようで、飲み物を1杯いただきました。
Wi-Fiも使えず、することもないので、ぼーっと窓の外を眺めます。
しばらくすると「着陸態勢に入る」と機長のアナウンスが。この時点で17:10なので、本来なら空港に着いててもおかしくない時間です。
結局ワシントン・ダレス空港の滑走路に着いたのが17:35ごろだったので、25分遅れたまんまワシントンまで来たことになります。
さっさと降機して、早速ターミナルへ。
巨大空港特有のターミナル間輸送列車に乗り込み、メインターミナルへと向かいます。
にしてもかなり綺麗な空港ですね。
さて預け入れ荷物を受け取って市内へ行こう…と思った矢先にトラブルが。
なんと先ほど乗ってきたアメリカン航空5502便だけ、バゲッジクレームの番号が書かれていません。もはや嫌がらせの域です。
待っていてもしょうがないので、近くの係員に尋ねると、丁寧に場所を教えてくれました。
あの時の係員さん、ありがとうございます。本気でロストバゲッジしたかと思いました。
無事に荷物も受け取ったので、市内へと向かうことにします。
続きます。
日本人はマナーを守る人種か?
私はこの問いを投げかけられたら、「そうは思いません」と答えますね。
よくいるじゃないですか。
「日本人のマナーはすごい」って自分で言っちゃうタイプの人間。
そういう人達は、自分達で「韓国人・中国人とは格が違う」みたいに感じてるかもしれません。
そんな風に思ってる人達は、ぜひ1度台湾・九份に行ってみてください。
先述した幻想は、この地でいとも簡単に打ち砕かれます。
これはどういうことかというと、九份はジブリ映画「千と千尋の神隠し」の舞台になった地と言われているのです。
※ロケ地かそうじゃないかの真偽のほどは、ここでは無視します。
そしてこの提灯街は、とても絵になる事もあって日本人に大人気で、そこかしこから日本語が聞こえてきます。
そんな日本人が何をするのか?
せっまいせっまい通路を塞いで自撮りし始めるんですよ。
確かに、ここは観光スポットであり自撮りしたくなる気持ちがわからないでもないです。
しかし、本当に邪魔なんです。
自撮りマンや自撮りウーマン達が進路を塞ぎ、上り下りともに歩行者で大渋滞します。当然マナーを守ってるとは言えませんよね?
1番優先されるべきは、自撮りをする人ではなく階段の利用者なんですから。
果たして、日本の観光地でそんな事をする人間がいるのでしょうか?
多分ここまで露骨にやらないはずなんですよね。
「周りの目があるから」
「何を言われるかわからないから」
「下手すると晒されるかもしれないから」
ならば、どうして台湾だとそんな行為に出るのか?
「みんながやっているから」
こんな所でしょう。これ以外にむしろあるのかというぐらい。
数人がマナー違反をしているだけなら「私はそうじゃない」「この人とは違う」と言っていれば乗り切れます。
日本国内でも「そういう失礼な人もいる」と区別してしまえば、自分は「マナーのいい日本人」でいることが出来ますし。
しかし、九份は違います。
そんな数人だけがやっているわけではありません。それこそ数十人単位。
普通に写真を撮る(=風景だけを撮る)なら1分もかかりません。
しかし、自撮りだと構図を決め、ポーズを決め、キメ顔も作らなくてはならない…
1分で済むはずがないから結局後ろも詰まる。
実際に私も歩きましたが、この階段を通り抜けるのに10分以上かかりました。
別に「中国人や韓国人は素晴らしい」と言ってるわけではありません。彼らのマナー違反も大概酷いです。
ただ、そんなに批判出来るほど日本人はデキた人間なのかと。
特に、「日本すごい信仰」をしてる人間は、1度九份に行くことをオススメします。
日本人の汚い部分が見えますからね。
シャーロット空港の乗り継ぎ
この記事の続きにあたります。
シャーロット空港に思ったよりも早く着いたので、ラウンジ訪問も考えましたが、定刻で46分しか接続時間がありません。
慌ただしくなるのも嫌なので、大人しく空港Wi-Fiで時間をつぶすことに。
このシャーロット空港、やたらアメリカン航空の飛行機ばかりいるので、アメリカン航空のハブ空港なのかな?と思って調べてみたら、やはりその通りだそうですね。
正確には、USエアウェイズのハブ空港だったらしいんですが、アメリカン航空と合併して引き継いだ…という経緯だそうで。
そんなシャーロット空港は、ハブ空港ゆえに構造はいたってシンプル。
乗り継ぎの利便性を図るために、動く歩道もかなり整備されています。
降りてきたのはCゲートでしたが、10分もかからないうちに、ワシントンD.C行きの飛行機が出発するE34ゲートへ。
かなりの人が搭乗待ちで並んでいました。
次のワシントンD.C行きは16:00発のフライト。
本来であれば15:30には優先搭乗が開始されていてもおかしくないのですが、その時間を過ぎてもなんのアナウンスもなし。
しばらく待っていると、係員から「ゲートが変わった。ワシントンD.C行きはE18ゲートへ行ってくれ」とのこと。
ここに来てゲート変更…これは絶対ディレイするパターンだなと思いつつ、E34ゲートにいても飛行機には乗れないので、仕方なくE18ゲートへ。
地図を見てもらえばわかりますが、なかなかめんどくさいです。
動く歩道のおかげでまだマシですが。
これならラウンジにでも行った方がマシでしたが、そんな事を悔やんでも仕方ありません。
5分ほどでE18ゲートへたどり着きましたが、すんなりボーディングが始まるわけもなく、この時点ですでに16:00を過ぎています本当にありがとうございました。
ワシントンD.Cまでの道のりは長いです…
クアラルンプールの事件現場を歩いてみた
北朝鮮の金正男氏が暗殺されたとされる場所といえば、クアラルンプール国際空港。
最初このニュースを見た時、もしかしてクアラルンプールへ行く時危ないのでは?と思いました。
が、どうやら現場は第2ターミナル(通称:KLIA2)だったみたいです。
私が普段使うのは第1ターミナル(通称:KLIA)の方です。
※先日記事にした「クアラルンプール乗り継ぎ」もKLIAについてです。
さて、今の時期にクアラルンプールに行くと周りに言うと、「危ない」「あなたはバカなのか」という声が挙がってきました。
当然っちゃ当然です。暗殺現場に行くんですからね。
私自身は「大したことないだろ」って思ってましたが、実際目で見てみないとわからないですからね。とりあえず行ってみることにしました。
事件現場となってしまったKLIA2。このターミナルは「ほぼエアアジア航空専用ターミナル」と思っていただいて構いません。
暗殺現場はこのチェックインカウンターのあたりだそうです。
予想通り何事もありません。普通です。警察による厳戒態勢、なんてものもありません。
金正男氏は、この写真奥のインフォメーションセンターで、メディカルセンターの場所を訪ねたそう。
私もそのメディカルセンターまで歩いてみました。
とりあえず後ろに引き返して、目の前の下りエスカレーターで2M階へ。
※右手にファミマがあるエスカレーターです。
2M階に降りたら、今度は左に進み、しばらく真っ直ぐ行くとまた下りエスカレーターがあります。これで2階へ。
※ルートは実際なんでも良いですが、とりあえず2階まで降りてください
今度はエスカレーターを降りて180度引き返し、十字路を右へ。
しばらくするとアライバルホールが見えてくるので、突き当たりを右へ。
ここがテレビで何度も見たことがあるメディカルセンターになります。
ここまで結構遠いです。4.5分は歩きます。
そして場所がわかりにくい!
私がこのルートを辿ってる時でも、特に怖い思いはしませんでした。
暗殺現場となったせいで、クアラルンプールに負のイメージを持っているかもしれませんが、全然危なくないです。
特に怖い思いをする事もありませんし、それが原因で旅行先から除外する必要も全くないですよ。
リニューアルされたバンコクのサクララウンジ
JALが運営するラウンジと言えば、「サクララウンジ」。
最近ではめっきりカレー屋さんの様相を漂わせていますけどね。
実は海外のサクララウンジって意外と多くありません。
その少ない海外サクララウンジの1つである、バンコク・スワンナプーム空港のサクララウンジに行きました。
私は、つくづくリニューアル後のサクララウンジに縁があるのでしょうか。
このラウンジも那覇と同様に、2/28まで工事をしていたみたいです。
リニューアルしてから1週間ちょっとなので、出来たてほやほやです。
私は、タイに行ったのが初めてだったので、今回も比較することが出来ません。
お許しください。
さて、ラウンジの場所ですが、意外と分かりづらいです。
その分かりづらさのせいか、ラウンジまでのルートが書かれた紙をチェックイン時に貰うことが出来ました。
まずは4階でD.E.F.Gのゲートに向かえば、あとは紙に従うだけでOKです。
というわけで入口へ。
受付でボーディングパスを見せます。
受付ではWi-Fiのパスコードが書かれた札があります。
スワンナプーム空港のWi-Fiはかなりポンコツの部類なので、こうしたラウンジWi-Fiが重宝します。
Wi-Fiパスコードを手に入れたので、早速中へ。
かなり綺麗ですが、率直な感想としては「人が多い」でしょうか。
写真ではかなり人がいないように見受けられますが、これは優先搭乗開始とともに利用客が引いた瞬間を狙ったからです。
訪れたのは午前9時、しかも羽田行きしかフライトがない状態にも関わらず、全体の半分は埋まっていたので、静かな雰囲気というのはなかなか厳しいです。夜だとなおさらでしょうね。
それでもフードやドリンク類は一通り揃っています。
唐揚げやソーセージ、はたまたおにぎりなんてのもありました。もちろんカレーも。
初めて行った海外のサクララウンジ。
どんな感じかなと思って行きましたが、内装や雰囲気に関しては、他のサクララウンジと遜色ないですね。
もちろん羽田や成田ほど大きくはありませんし、フードの数も劣ります。
それでも、日本の食べ慣れたものを頂けるのなら、行く価値はあるのではないでしょうか。
他にもキャセイパシフィック航空のラウンジに訪れています。
この後はJAL32便に搭乗しています。
クアラルンプール乗り継ぎは意外と有効?
最近修行僧の間(と北朝鮮絡み)で話題のマレーシア・クアラルンプール。
「クアラルンプール発券をするんだから、目的地はもちろんクアラルンプールでしょ!」
もちろんそうです。
が、修行僧のみなさまはほぼ確実に複数回行くことになりますよね?
そうなると、クアラルンプールだけでは少々飽きてくる。
クアラルンプール発券は、バンコクやシンガポール経由もルーティングとしては可能なので、そちらを「トランジット扱い」にしてショートステイするのも可能ですが、私はあえて、マレーシア航空の国内線を勧めてみたいと思います。
マレーシア航空の国内線は意外と飛行機路線があるので、ペナン島やランカウイ島、ジョホールバル、コタキナバルなども目的地の選択肢に入ってきます。
しかも安い。
便によりますが、片道2000円台で取れる事もあります。
「え?マレーシア航空の国内線に乗り継ぎ?ハードル高いよ」
と思うかもしれませんが、そんなに難しくありません。
クアラルンプール国際空港の構造が至ってシンプルだからです。
最初にマレーシア航空(成田or関空)、あるいはJALかANAに乗った場合、要は日本からの直行便に乗った場合、「サテライトターミナル」に飛行機が到着します。
そのターミナルの真ん中(十字の交点)からエアロトレインが走っているので、これに乗り「コンタクトピア」へ。
ここからがちょっと厄介です。
※ANA便を利用した場合、おそらくマレーシア国内線の搭乗券が日本では出ないはずです。乗り継ぎのチケットを持っていない場合、エスカレーターを降りる前に乗り継ぎカウンターへ行く必要があります。
※また国内線はショップが非常に貧相(飲食店がほとんどない)なので、乗り継ぎまで2〜3時間ある場合は、国際線ターミナルで時間を潰すのもありです。エアロトレインを降りてすぐの所にスタバがありますよ。
A.Bはこっち!という看板が出てくるのでそれに従います。
これで1階下、写真でいうLower Levelに降ります。
エスカレーターを降りたらあとは看板に従って入国審査のカウンターへ。
実はマレーシア国内線をオススメする理由はここにあります。
というのも、クアラルンプールの入国審査って意外と時間がかかるんですよね。
時間帯によりますが、昼間だとすんなり行っても30〜40分ぐらいかかります。
しかし、この「マレーシア航空の国内線に乗り継ぎする」技を使えば、入国審査後の保安検査を含めても5分かかりません。
さらに、国内線とはいえ一応ラウンジも存在します。
ラウンジは保安検査を抜けてすぐ左にあります。この地図でいう「D」の部分。
ワンワールドの上級会員資格を持っていれば誰でも入れます(スターアライアンスやスカイチームの皆さまごめんなさい)
なお、係員からのファイナルコールはかからないみたいです。
中はこんな感じ。
利用客数の割に結構広いので、満席になることはほぼないでしょう。
日本国内線のラウンジとは違って、ちゃんとフードも存在します。ただしアルコールはありません。
この電光掲示板にゲート番号が書かれているので、適当な頃合いを見てゲートに進んでください。
クアラルンプールでのマレーシア航空の国内線への乗り継ぎ、いかがでしょうか。
1番恩恵を受けるのは、ラウンジも使えるワンワールドの上級会員ですが、それ以外の人達も有効に使えると思います。
「初日はクアラルンプールに宿泊して、次の日マレーシアのどこかに移動…」というような行動を取るぐらいなら、初日のうちにマレーシアのどこかに移動するのもありかもしれません。
※なおエアアジア航空などはKLIA2という別のターミナルになるため、1度メインターミナルで入国する必要があり、この技は使えません。ご了承ください。
アメリカン航空1899便でシカゴからシャーロットへ
これらの続きにあたります。
とっっってもめんどくさい保安検査を抜け、ラウンジも探訪し、いよいよ人生初のアメリカ国内線搭乗です。
まずは、アメリカン航空1899便でシャーロットへと向かいます。
そもそも行き先の「シャーロット」って一体どこだよ!って思いますよね?
私も今まで聞いたことない街でした。
シカゴから東にだいたい1000kmぐらいなのですが、この2都市間で時差が1時間生じています。
日本に当てはめると長崎ー東京を移動したら時差が1時間生じるのと同じなので、なんか変な感じです。
そんなシャーロット、アメリカン航空の乗り継ぎパターンではよく使われる空港らしく、シカゴ〜シャーロット間で1日9往復も運行しています。
形式上、シカゴではトランジット扱いのため、到着してから24時間以内(15:15より前)ならどの便に乗っても問題ないので、1899便の1本後にあたる13:45発のアメリカン航空1750便でもよかったのですが、シャーロットでの乗り継ぎパターンにうまくはまらず、このアメリカン航空1899便を選択した次第。
この便、A321を使っている事から、そんなに搭乗率が低くなくそこそこの利用客が見込めるようで、現に多くの人がボーディング待ちをしておりました。
私は事前に前方席を確保しており、なおかつ搭乗のタイミングも好きに選べるので、ギリギリまで空港Wi-Fiを繋いで待機。
そして乗客がまばらになったころに私もボーディングしました。
案の定、かなり乗客がいました。
今回指定したのは、エコノミー(メインキャビン)の7Fです。あたりを見渡すと、どこも真ん中の席が空いていたので、どうやら隣席ブロックがなされていた模様。
座席はそこまで広くなかったので、これはありがたかったですね。
ほどなく全員着席し、ドアクローズド。定刻より数分早くプッシュバック。
もっと時間がかかると思っただけにこれは意外でした。
機内には、コンセント電源はおろかテレビもないので、セーフティーデモは実演タイプ。
滑走路へ向かう時、離陸待ちの飛行機を見ましたが、相当な数の飛行機が待機していました。狭い日本ではまず見られない光景で、アメリカの広大さを実感しました。
飛行機の数が多かったので、もう少し待たされるかと思ったのですが、プッシュバックからトータル15分ぐらいで離陸。
離陸してすぐに、こんな広大な景色が広がります。
昨日は曇りがちだったのであまり確認できませんでしたが、今日ははっきりと見えました。
ちなみにこの便では、テレビがない代わりに機内Wi-Fiが存在します。
その画面がこちら。
JALユーザーなら見覚えがあるのではないのでしょうか。
JALもアメリカン航空も、同じアメリカの「gogo社」が提携しています。
ドラマや映画も無料で視聴可能なのはJALと変わりませんでしたが、インターネット接続は有料でした。今回はパス。
一応軽食とドリンクサービスも行われました。どちらも無料。
ラウンジで食事を取ったので、そこまで必要だとは感じませんでしたが、中身がプレッツェルだったのでいただくことに。
これおいしいのですが、ぱっさぱさだったので口の中の水分が持っていかれます。
コーラで流し込み完食。
時差は1時間あるとはいえ、距離としてはそんなに遠くなく、通常でも2時間で着いてしまうので、予定時間よりもずっと早く運航していたみたいです。ゆえに離陸から1時間ちょっとでベルト着用サインが点灯。
そしてあっさり着陸。現地時間で14:45ごろだったので、定刻よりも約30分早かったです。
この空港に大型機は着陸しないようで、A320クラスの飛行機ですら「大きい」と感じるほどです。
10分ほどでスポットへ到着し、降機します。
間髪入れずに次はワシントンD.Cへと向かいます。