フィンランド航空77便 ヘルシンキ~関空 〈前編〉
ワンワールド全制覇を妄想してみる
私は普段JALユーザーですが、JALばっかり乗っていても飽きがきます。
というわけで、最近では変化をつけるために、ワンワールドに所属する他の航空会社を利用したりしています。
ワンワールドには
・エアベルリン
・キャセイパシフィック航空
・日本航空
・マレーシア航空
・ロイヤルヨルダン航空
・アメリカン航空
・フィンランド航空
・LATAM航空
・カンタス航空
・S7航空
・ブリティッシュエアウェイズ
・イベリア航空
・カタール航空
・スリランカ航空
の15社あり、この中で私が乗ったことがない(あるいは今年中の搭乗予定がない)のは、
・エアベルリン
・ロイヤルヨルダン航空
・LATAM航空
・カンタス航空
・S7航空
・スリランカ航空
の6社です。
思ったよりも少ないですね。全体の半分以下。
これらをどうやって乗るかですが、
・エアベルリン→欧州域内での利用
・ロイヤルヨルダン航空→バンコク〜香港などの以遠権路線を利用
・LATAM航空→フランクフルト〜マドリードの以遠権路線を利用
カンタス航空→オーストラリア行き、あるいはドバイ〜ロンドン間での利用
・S7航空→成田or関空〜ウラジオストク間で利用
・スリランカ航空→KUL発券の合間に使えるかな?
というような妄想をしています。
以遠権を駆使すれば、ワンワールドは北半球を1歩も出ずに、所属する全てのキャリアに搭乗出来てしまうんですよね。
※「拠点空港に行かないで制覇したと言えるのか?いやそんなことはない」という縛りをつけるとすれば、シドニーとサンティアゴに行かなければならず、南半球へ足を踏み入れる事になってしまいますが…
そんなに大変な事ではなさそうなので、近いうちに達成したいなあって思います。
追記:A380も全制覇を妄想してみました。
ヘルシンキ空港とフィンエアーラウンジ訪問
フィンランド航空804便でヘルシンキに到着したところからの続きです。
ヘルシンキ空港はコンパクトであることがウリで、乗り継ぎが非常に便利なことで有名です。
「という事は、乗り継ぎにそこまで時間がかからずに、ラウンジに快適に長く滞在できるのではないか」
そう思って実際に利用してみましたが、私のケースではそんな事ありませんでした。
まず、出国審査でめっちゃ渋滞します。
なにせ、ヨーロッパ各地から来た乗客がこのヘルシンキに一斉に集い、アジア各地にまた散っていくんです。
フィンランドはシェンゲン協定に加盟しているので、欧州のシェンゲン協定加盟国からの移動には、パスポートチェックは必要ありません。
ところが、フィンランドから先のアジア諸国には、シェンゲン協定なんてものは存在しません。
つまり、ここで出国審査を受けなければならないんです。
絶対に避けられない関所みたいなものですね。
この「関所」の数が利用客のわりに少ないので、とても渋滞します。
※訂正 コメントでご指摘があった通り、シェンゲン協定加盟国から非シェンゲン協定加盟国へ向かう際、保安検査はありません。 日本からヘルシンキ経由で来た友人の話と混同しており(日本発だと、ヘルシンキで入国審査→保安検査があります)、これを勘違いしたまま記事にしていました。大変失礼しました。
途中から係員が増員されてスムーズになりましたが、それでもトータルで20分かかりました(これは入国審査の話です)
すでにこの時点で時刻は16:30を過ぎています。
駆け足でラウンジに向かい、急いで中へ。
ラウンジの利用者はとても多く、「ショッピングモールのフードコートで、家族連れが空席をさまよい歩く光景」となんら変わりありません。
正直言って、この状態だとここで落ち着くのは無理だと思った方がいいです。
※一応ファーストクラスラウンジもあるみたいですが、JMBサファイアでは入室できません。今回はビジネスクラスラウンジを利用しています。
フードもそこまで充実しておらず、軽食をいただける程度でした。
飲み物はコーラです。ワインじゃないです。
もう少しこのラウンジをゆっくり見たかったのですが、時間の関係で断念。
再訪を誓いつつ、20分足らずで外に出て搭乗口に向かいました。
フィンランド航空804便 ミュンヘン~ヘルシンキ
北半球エコノミー1周旅行も、ようやく終盤に入りました。
今回の旅行では、大きく分けて4つのチケットを利用しています。
その4つとは、
1.日本~北米(日本発券)
2.アメリカ発券(なおかつ片道発券)で欧州へのポジショニング
3.欧州域内での移動
4.欧州~日本(欧州発券)
で、これからは4.の欧州発券にあたる部分です。
こちらの続きです。
その記念すべき第1便目は、フィンランド航空804便ヘルシンキ行きです。
JALユーザーは、ミュンヘンから日本への帰りの足として使ったことがある人がいるかもしれません。
ただし「フィンランド航空804便」は運航する航空会社の便名であり、実際には「JAL6826便」として予約し、搭乗しています。
これで、「JAL便に搭乗した扱い」になり、400FOP加算されます。
↓フィンランド航空の航空券はこちらから。
前置きが長くなりましたが、本題に入ります。
ミュンヘン空港のチェックインはそこそこ並んでいたので、友人はエコノミークラスカウンターで順番待ちをしている間、私だけ先にチェックインを済ませ、写真撮影をしていました。ごめんねマイフレンド。
保安検査をさっさと済ませ、ラウンジへ。
この様子は別記事でまとめてあります。
ラウンジを出たのが搭乗30分前と、かなりぎりぎりだったので、急いで搭乗口へ。
どうやら最後の方の搭乗だったみたいです。
機材はA321。これまでA320ファミリーに5本連続で搭乗しましたが、この6本目でラストです。
ヘルシンキでの乗り継ぎの利便性がいいからか、機内はほぼ満席。
日本人の顔もちらほら見受けられます。
乗客は多いものの、スムーズに全員が機内に収まり、定刻より早いミュンヘン時間11:50ごろにドアが閉まりました。
15分ほど待ってプッシュバック。
すぐさまセーフティーデモが始められます。当然実演タイプ。
12:20ごろ、無事離陸しました。
眼下には次第に雪景色が広がり始めます。
ここまで地上が見えるのも久しぶりです。
ちなみに、フィンランド航空は機内Wi-Fiサービスというものが存在せず、なおかつ個人用モニターも存在しないので、結構暇なんです。
これに関しては、明らかにルフトハンザやイベリアエクスプレスより劣っている点でしょう。
暇なので、機内誌をぱらぱらめくることにしました。
沖縄特集がされていました。
また、フィンランド航空は機内食(軽食)が有料です。
私はラウンジで結構食べたのでこれに関しては無問題ですが、ノンステータスの人は注意するべきですね。
なにせ、ミュンヘンからヘルシンキまでは定刻で2時間半かかるんです。ミュンヘン空港でしっかり食べておく事をおすすめします。
さすがに(?)ドリンクは無料なので、私はコーヒーをチョイス。
順調に北に向けて進路を取っていましたが、なかなかヘルシンキに近づきません。
やがてCAさんが、乗り継ぎがギリギリの人達に向けての案内を始めました。
定刻だとヘルシンキ時間で15:35に着陸ですが、15:30になっても一向にベルト着用サインが点灯しません。
それでも徐々に降下を開始し、5分後にベルト着用サインが点灯します。
結局約15分経って、15:50に着陸しました。
わかりづらいですが、フィンランド航空の航空機が並びます。
この後は1時間30分の乗り継ぎの後、いよいよ日本への帰国便に搭乗します!
ゼミ合宿でシンガポールへ 〜キャリア選択編〜
「あなたは日本からシンガポールまでどうやって行きますか?」と聞かれた時、どんな選択肢が思い浮かぶでしょうか。
こんな質問をするのは、私が今度ゼミ合宿でシンガポールに行くからです。
ここでの最適解は、「年間21万マイル貯めて行く」という事ではありません。移動手段の話です。
OKA-SINという言葉がもてはやされて久しいですが、お修行ならANAかJAL、あるいは直行便という理由で選ぶなら、シンガポール航空やデルタ航空という選択肢もありますね。
※OKA-SINの派生型としてOKA-KULやOKA-BKKなんてのもあるらしいですね。私はOKA-BKKがいいと思いますよ。当然こいつで行くんですよね?
安さを重視するならベトナム航空という選択肢もあります。日によりますが、みんな大好きあの中国国際航空よりも安かったりします。
私も最初、「ANAかJALで決まりでしょ。まあシンガポール航空でもいいかな」
「他にも友人がいるから1人でラウンジは使えないし、普段使わないキャリアの方がブログのネタになるし」って思っていました。
JAL単純往復だと、価格的に往復深夜便になってしまい、「離陸しました!ご飯食べました!寝ました!起きました!着陸しました!」という、私の生態を晒すだけの記事になってしまうのは必至。
それならANAでもシンガポール航空でもありかなって思っていました。
(え?デルタ?出発時間がちょっと…ね…)
ところが、圧倒的な価格差をつけた奴らが現れます。
そう、LCCです。
なんてったって安い。シンガポールまでレガシーキャリアの半値ぐらいで行けてしまうんです。
お金のない大学生は、旅費を出来るだけ安くあげようとするため、LCCが最優先の選択肢として上がって来てしまいます。
私は、奴隷船でシンガポールなんてまっぴらごめんなので、すぐさま反対しました。
しかし、夏休みにも関わらず「往復スクート利用でホテル付き2泊4日52000円(受託手荷物20kg込み)」というプランを提示された時に、敗北を確信しました。安さには勝てません。いや安すぎないかこれ?
実はこれで本決まりではありませんが、間違いなく勝てないでしょう。乗り継ぎ込みで9時間。耐えられるのか俺。
こうして(ほぼ)決まったシンガポールLCC往復、その後の様子は随時記事にしていくつもりです。
ミュンヘン空港 エールフランスKLMラウンジ
ミュンヘン空港におけるフィンランド航空の出発ターミナルは、第1ターミナルの中でもDスペースが充当されています。
こちらの続きです。
※出発案内の表記では「T1D」という表記がなされています。
このDスペースには、ワンワールド航空会社が所有するラウンジというものが存在せず、スカイチームの「AirFrance KLM」のラウンジを利用することになります。
私はワンワールド上級会員なので「エールフランス」も「KLM」も縁がなく、スカイチーム航空会社のラウンジはこれが初めてになります。
案内板では親切にラウンジのありかを教えてくれますし、なによりターミナルが狭いので、ラウンジまでは結構簡単にたどり着けます。ちなみに場所は2階にあります。
他のアライアンスラウンジなので入れるかどうか心配でしたが、カウンターでJMBサファイアのカードを見せ、続けて私と友人の搭乗券を渡せば、すぐ中へ入れてくれました。
いざ入室。
そもそもターミナルが狭いので、ラウンジの大きさもそこまで広くありません。それに、狭いといっても「那覇空港のサクララウンジ」よりは広いですよ。
まあこればっかりは敷地の制約があることですし、仕方ないですね。
それでも椅子の数はそこそこあり、照明は明るいのにも関わらず、結構落ち着けます。
フードもまあまあありますし、アルコールもちゃんとあります。特にチーズは美味しかったですね。
ラウンジ内ではWi-Fiが使え、充電が可能な席も存在します。
設備としては必要最低限というような感じですが、利用客もそこまで多くなかったからか落ち着いて過ごせましたし、全然満足です。
いよいよ搭乗します。
スイスインターナショナルエアラインズ1124便 ジュネーブ~ミュンヘン
スイスの滞在を終え、ジュネーブ空港に戻ってきました。
ルフトハンザグループ4番勝負(?)の最後は、スイスインターナショナルエアウェイズ1124便、ミュンヘン行きです。
3番目の勝負(?)はこちら。
実はこの便、去る3月25日をもって運休といます。
とはいえ、ルフトハンザが全く同じ区間で飛ばしているので、利便性の面ではきちんと確保されていますけどね。
話を戻しましょう。
ジュネーブ空港のラウンジには行けないので、90分間無料のWi-Fiを繋ぎ、ボーディングまでしばし待機。
そのWi-Fiのつなぎ方ですが、
1.搭乗券をこの機械に読み込ませ
2.出てきた紙に書いてあるパスワードを入力するだけです。
しかしWi-Fiをつないで待てど暮らせど、アナウンスが流れてきません。というか、ボーディング時刻になっても飛行機すら現れません。
ようやく飛行機の姿が現れた時には、すでにボーディング開始時刻。ディレイの予感!
しかし、乗客が少ないからか、あっさりと全員が飛行機に収まります。気づけばほぼ定刻でプッシュバック。搭乗率は7割あるかないかです。
機材はA319と、まあいつも通り。ただしこの便、RH1Jで運行されることもあったので、今日はまだお客がいる方なのでしょう。
ジュネーブ空港の規模がそこまで大きくないからか、それともスイスインターナショナルエアウェイズが大手を振れるからか、特に順番待ちもなくさっさと離陸。
ミュンヘンまではだいたい1時間10分ほどで着いてしまいます。
距離的にも東京~大阪より若干遠い程度。
機内食のサンドイッチとドリンクサービスは離陸から20分ちょっとでやってきました。
このサンドイッチも美味しかったです。
出来るならチョコをもう1度食べたかった…
雲が多く地上もほとんど見えないフライトにはもう慣れましたが、やはり退屈なのは否めません。適当に動画を見て時間を過ごしました。
ボーディング時点で15分ディレイしたのに、結局定刻より早くミュンヘン空港にランディングしました。
さて、ルフトハンザとスイスインターナショナルエアラインズを2便ずつ乗ってみましたが、特にスイスインターナショナルエアラインズは軽食が美味しかったのが高評価です。
たまにはワンワールド以外の便に乗るのもいいものですね(エコノミーだとラウンジが使えないのが残念ですが…)
次回からは再びワンワールドを利用します。