バターワースで予想外のトラブル
フェリーに乗って15分ほどでしょうか、ペナン島の対岸の町、バターワースに到着しました。
ここからバターワース駅に行きます。
この続きです。
案内標識の「KTM」というマークに従い、改札前のカウンターへ。
ここでチケットを求めます。
私「KLセントラルまで大人1枚」
駅員「今日はもう全部売り切れだよ」
えっ?と思って、思わずもう1度聞き直しました。
私「本当にないの?」
駅員「ないよ」
これは困りました。
実は、出発の3日前からマレー国鉄の予約サイトを見て、座席の有無を確認していたのですが、なぜかサイトからは1両分しかシートマップが確認出来ないという有様。
思えばこれがフラグだったのかもしれませんが、「当日駅で座席解放してくれるオペレーションなのか」と勝手に勘違いしていました。
来る時間が遅かったのかはわかりませんが、KLセントラル行きはもう1本あるのに、それも満席らしいです。うーむ。
しばらく立ちつくした後、「そういえばバスという手段があったよな」と思い出し、先ほどの駅員に場所を訪ねました。
どうやらバスターミナルは、下の階に位置するそう。
少しだけ希望が見えました。
私は逃げるようにバターワース駅を後にし、バスターミナルへと急ぎました。
ジョージタウンを観光してみた
この記事の続きです。
翌朝。
ジョージタウンを観光するために、少し早めに起床し、街へと繰り出しました。
天気は曇りがちで、海もあまり綺麗に見えません。
観光する分には、多少曇っていた方が私にとっては都合がいいのですが、やっぱり綺麗な海は見たかったです。
今回、ジョージタウンの観光地はすべて徒歩で回りました。
まずはセントジョージ教会へ。真っ白で綺麗な建物です。
これは観音寺です。
観音寺周辺は中国式の建物が立ち並びます。
大量の鳥さんたち。
それとのらねこ。
これはカビタン・クリン・モスク。1801年に建てられたそう。
とまあ、おわかりいただけると思いますが、建築物だけ見ても、この街は全く整然とされておらず、さまざまな文化が融合されて構成されています。
最後に時計台とコーンウォリス砲台を見に行きました。
だいたいの観光地は見て回ったので、クアラルンプールに帰ることにします。
クアラルンプールまでの移動手段は、主に「飛行機」「鉄道」「バス」の3つです。
飛行機は値段が高かったのでパス。今回は鉄道を利用することにしました。
しかし、ペナン島には鉄道が通っていないので、フェリーで対岸の「バターワース」という町に向かうことになります。
ペナン島からバターワースまでのフェリー料金はなんとタダです(その逆は有料らしいです)
まずはフェリーターミナルへ。
場所は時計台から近い方ではなく、奥のフェリーターミナルを利用することになります。
※こっちのターミナルではありません
商店街のような店通り過ぎ、乗船口へ。
料金は無料なので、フェリーに乗り込んだ後は、好きな席に座ってOK。
13:00ごろ、フェリーは動き始め、ゆっくりとジョージタウンを離れていきます。
続きます。
ローカルバスでペナン空港からジョージタウンへ
ペナン空港で無事に両替出来た所からの続きです。
ペナン空港からジョージタウンの市街地まではかなり離れていて、バスかタクシーを使うしかありません。
私はバスを選択。
バスターミナルの表示がなく、一瞬戸惑いましたが、下の画像奥あたりにバスが止まっているあたりがバスターミナル(というかバス停)です。
時刻表なんてものがあるわけもなく、手を挙げてバスに止まってもらい、前から乗車することになります。
料金は距離によって変わります。2.7リンギットあればジョージタウンの中心地に行けます。おつりは出ませんので注意。
※記事公開時に「料金は均一」とうそをつきました。実際は距離によって値段が変わります。また、3.4リンギットではなく2.7リンギットです。
今回乗車したバスは「401E」系統と、どうやら速達タイプのものだったらしいです。とりあえず「401」か「401E」系統のバスに乗ればOKです。
私を乗せてすぐ、ドアが閉まって出発。
時刻は22時を回っているのにも関わらず、道は渋滞気味。本当に着くのかと心配になるほどです。
空港を出発して40分ほどして、ようやくジョージタウンの市街地に入ってきます。
ちなみに、ジョージタウンには「コムター」と呼ばれる、巨大な円柱が目印のショッピングモールがあります。
※写真は翌日撮影したものです。
空港からのバスはコムターの近くを通り、なおかつ止まってくれますし、街歩きの時も、コムターを目印にすると、方角がわかるので結構便利です。
コムター万能説。
そのコムターには空港から50分ほどで到着しました。
市街地をブラブラ歩いてみますが、人通りは少なめ。
街も全体的に暗いです。
この後はホテルにチェックインし、翌日に備えました。
ペナン空港に到着して早々慌てたお話
ペナン空港に無事到着したところからの続きです。
ペナン空港はどんな空港かと思っていましたが、思ってたよりも随分綺麗でした。舐めてごめんなさい。
実はこの時点で、私は1つ大きなミスを犯しています。
それは「両替忘れ」です。
クアラルンプール乗り継ぎの記事を考えるのに夢中で、手元に1リンギットも持っていないことに、マレーシア航空1166便の中で気づきました。
※リンギットはマレーシアの通貨。1リンギット=約26円
この後、ジョージタウンまでバスを利用するつもりだったのですが、1リンギットも持っていないと、当然バスには乗れません。
「しょうがない、ペナン空港で両替すればいいや」と考えていましたが、なかなか銀行が見当たりません。
到着フロアの1階をくまなく探しましたが、全く見つからなかったので、係員に尋ねると、出発フロアの2階にあるのだそう。
出発フロアにしか両替所がないのか、どういう理由かはわかりませんが、利用客にとってはかなり焦ります。
※しかも、ペナン空港は「国際空港」なので、シンガポールやインドネシアなどからも飛行機がやってきます。
国際線を利用した乗客にとって、到着フロアに銀行がないと不便だと思うんですが、大丈夫なんでしょうか。
まずはエスカレーターを上がって2階へ。
フードコートエリアを通り抜け、
出発カウンターの手前、歩いてきた方向から見ると右手に銀行がありました。
営業時刻は22時まで。ギリギリセーフです。
ここで3000円分両替しました。これで生きていけます。
そしてバスに乗るべく、再び1階の到着フロアに戻りました。
続きます。
ゼミ合宿でシンガポールへ~スクートの悪夢編~
前回、スクートの説明を軽くしましたが、それだけ見たら「アリ」なんじゃないかと思われがちですが、そうはいかないのがLCC。
まずは出発時間です。
スクートは成田から、経由が違うシンガポール行きを2便運航しています。どちらにせよ、成田空港に向かうことになります。
出発時刻はバンコク経由のTZ291便が10:00、台北経由のTZ201便が12:15発です。
成田まで2時間半かかる私にとっては、当然TZ201便がいいに決まっていますが、残念ながらこの2便には料金差が8000円もあります。
今回は安さを突き詰める旅行(でなければこんな黄色いのに乗る予定はない)なので、成田10:00発のTZ291便になってしまいました。
成田には8時に着いておきたいので、この時点で5時起きが確定します。
うっはーたのしそー。わくわくするわー。遠足気分♪
…
…嘘です。すでに鬱です。
次にチェックインと保安検査、さらにラウンジです。
スクートは航空会社のアライアンスに属していないので、「ワンワールドサファイアステータス」なんてものは、スクートの前ではゴミみたいなものです。見せても何も起きません。虚しさが増すだけなのでやめましょう。
チェックインもエコノミーの列で並び、保安検査も通常のレーンで並びます。当然ですがラウンジも使えません。
「プライオリティパス」や「ゴールドカード」を所有していれば、ラウンジを利用できますが、1回きりのためにわざわざ用意するのもしゃくな話。
それに、友人もいる手前、自分1人だけラウンジに行くのも変ですよね。
次に機内。
個人用モニターなんてものはありません。機内食やドリンクも出ません。
個人用モニターはともかく、ドリンクが出ないのは、生命維持という観点では死活問題です。
機内食が12シンガポールドルなので約1000円。ドリンクは350ml缶で4シンガポールドルなので約320円。
※それぞれ1シンガポールドル=81円で計算
たけえ。
日本のレギュラーガソリンの価格って、だいたいリッター120円ぐらいじゃないですか。
スクートさんはその約7倍の値段を吹っかけるわけですよ。
すげえ。
そもそもスーパーに行ったら、350ml缶なんて60円程度で買えます。価格差は約6倍。
「なら、保安検査過ぎてからドリンク持ち込めばよくね?」って思う人もいるかもしれません。行きは多分可能だと思います。やるかどうかはさておき。
問題は帰りです。
原因は、シンガポール・チャンギ空港のシステム。
通常、保安検査というのは搭乗前には終わっているパターンがほとんど。
しかしチャンギ空港(とクアラルンプール国際空港)は、搭乗する時に保安検査を要求してきます。
当然ですが水は持ち込めません。怒られます。
※空港での保安検査があまりにも信用できず、通常の保安検査とは別に、航空会社独自で保安検査する場合もあるらしいですが…
現時点での憂鬱な点を長々と語りましたが、実際に搭乗してみなければわからない事も多いですよね。
期待0で行って、「お、思ってたよりも10段階で3ぐらい良かった」というのが理想です。
最後に…
なぜ私がこんなに憂鬱なのか?その理由はたった1つ。
ホテル代を勘案しても、クアラルンプール発券と値段が2万円程度しか変わらないからです。
これに尽きます。
ゼミ合宿でシンガポールへ~スクート説明編~
前回、LCCという強力な敵が現れたことで、一気に現実味を増したLCC利用でのシンガポール行き。
あれからどうなったのか。
結局「スクート」になりました。
レガシーの半分強の値段で行けるとあれば、さすがに勝ち目はありません。
私はあんまり全然乗り気じゃないです。
そもそもスクートってなんぞや?と思う人がいるかもしれませんので、軽く説明しておきますね。
スクートはシンガポールに拠点を置く格安航空会社です。最近ではアテネにも新規就航したことでニュースになりましたね。
機材はすべてB787で統一されていて、いわゆる「ハズレ機材」というものがありません。
※「多少古いor揺れる」といったことはあるかもしれませんが、日本ー台北線の中でも成田発着便だけ露骨にナローボディ機材をぶちこみ、ビジネスクラスを自称する某社のようなことは起きない、という意味です。
ちなみに標準座席のシートピッチは78cm。数字で見るならフィンランド航空と同じです。
これ、意外とLCCの中ではワイドな部類で、他社はだいたいが70cmらしいので、ある程度ゆとりが確保されるのはうれしいところ。
特徴は黄色。サイトも黄色が主体で構成されています。
また、スクートはシンガポールが本拠地なので、当然シンガポールまで行きますが、直行便ではなく経由便で結んでいるのが特徴です。
日本には、「成田」「関西」「札幌(千歳)」の3空港に就航しています。
それぞれスケジュールは…
TZ291便 成田10:00発→バンコク(ドンムアン)13:50着
バンコク(ドンムアン)15:50発→シンガポール19:15着
TZ292便 シンガポール22:20発→バンコク(ドンムアン)23:45着
バンコク(ドンムアン)(翌)0:45発→成田8:50着
TZ201便 成田12:15発→台北(桃園)14:45着/15:45発→シンガポール20:35着
TZ202便 シンガポール0:45発→台北(桃園)5:40着/6:40発→成田10:55着
TZ287便 関西16:30発→高雄18:40着/19:50発→シンガポール(翌)0:05着
TZ288便 シンガポール6:00発→高雄10:20着/11:30発→関西15:30着
TZ215便 札幌20:10発→台北(桃園)23:10着/(翌)0:10発→シンガポール4:55着
TZ216便 シンガポール6:15(土曜日は5:55)発→台北(桃園)11:00着/12:00発→札幌16:55着
※(翌)=翌日を表す
ざっくり説明するとこんな感じ。
※運賃形態は他のLCCと同じようなモデルなので省略します。
そんなスクートでもあまり乗り気になれない理由がいくつかあるので、次回もう少し説明したいと思います。
マレーシア航空1166便 クアラルンプール~ペナン
JL723便でクアラルンプール入りした後は、入国審査を済ませ、ラウンジでくつろぎ、初のマレーシア国内線に乗り込みます。
これらの続きにあたります。
今回搭乗するのは、マレーシア航空1166便ペナン行き。
機材は安定のB737です。近中距離路線では絶対この機材以外ありえません。
かつてスカイトラックスに5スター認定された栄光はどこへやら。
集合時刻45分前に搭乗口に向かいましたが、まだボーディングは開始されておらず。
少し早めに来すぎたようです。
結局19:45にボーディングが開始され、飛行機の中へ。
座席配置は3-3。がらっがらです。全部で3割もいないでしょう。利用客はほぼ前方席で固められており、後ろの方には人がいません。
足元はこんな感じ。ほとんどLCCみたいなもんです。
それでも通路側にアサインされ、隣に乗客がいるのはなぜなんでしょうか?
まあ、1時間もかからないフライトですし、飛んでいる間も外は真っ暗闇なので、特に文句はありません。
搭乗率がこんな状況なので、通路が1本でもあっさり全員機内におさまり、さっさとドアを閉めて定刻の20:15よりも早くプッシュバック。
機内が暗くなり、タキシング。
20:20には離陸したので、かなり早いですね。
待たされずに済むのはありがたいです。
シートベルトサインが消えた瞬間、機内が明るくなりCAさんがあわただしく動き始めます。
離陸から10分ほどでオレンジジュースとピーナッツが配られます。このスピード感はいいですね。
安定飛行を始めて30分ほど、20:50ごろにシートベルト着用サインが点灯。
着陸態勢に入ります。
定刻ではペナン空港に21:15に着陸ですが、この日は10分早めに着陸しました。
マレーシア航空の国内線には初めて乗りましたが、特に可もなく不可もないフライトでした。そもそも2000円程度ですし、気にならないです。
続きます。