クアラルンプール空港 マレーシア航空リージョナルラウンジ
クアラルンプールのラウンジと言えば、サテライトターミナルにあるマレーシア航空のゴールデンラウンジが有名で、大体の人はそっちを利用します。
しかし、メインターミナルの方にもマレーシア航空のラウンジは存在します。
それが今回訪れた、「マレーシア航空 リージョナルラウンジ」です。
今回はバンコク行きに搭乗する予定なので、こちらのラウンジを利用しました。
※こちらのラウンジを利用したのは、2017年3月時点です。
その後リニューアルされていますので、情報は古いですがご了承ください。
メインターミナルにある2秒で終わる保安検査を通り抜けた後、エスカレーターで上のフロアに上がり、チケットを見せます。
いざ入室。
ラウンジに入ってすぐ、池が出迎えてくれます。
開放的な窓と座席。
窓からは飛行機もちゃんと見えます。
少し狭く感じますが、詰め込み仕様ではないのでこれで十分です。
キッズルームもあるのは意外でした。
フードの数も特に申し分なし。
今回、バンコク行きに搭乗することもあって、搭乗口により近いこちらのリージョナルラウンジを利用しましたが、必要最低限の設備はありますし、こちらのラウンジでも十分だと感じました。
がっつりとした食事を希望するなら、サテライトターミナルのゴールデンラウンジに行けばいい話ですし、リージョナルとサテライトとで、しっかりと棲み分けがなされているように感じます。
出発40分ほど前になったので、搭乗口に向かいました。
バスでバターワースからクアラルンプールへ
前回、マレー国鉄の列車が満席で、バス移動を思いついた所からの続きです。
バスターミナルは本当にすぐそばにあって、駅から見えるぐらい近いです。
チケットカウンターが集まったブースがあるので中へ。
呼び込みのおばちゃんが「KL!KL!KL!」と連呼して、お客を勧誘していました。
※KL=クアラルンプールのこと
一旦それを無視し、ある程度候補を見て回りました。
ただ、あんまり違いがわからなかったので、先ほどの呼び込みのおばちゃんからチケットを求めます。
クアラルンプールまでの料金は45リンギット。日本円で約1150円。
チケットを受け取ったのが13:30ごろ、出発時刻は14:45だったので、1時間ちょっと待ちぼうけを食らいます。
周辺には何もなかったので、駅前の露店でキンキンに冷えたスプライトを2リンギット(日本円で約50円)で購入し、おとなしく待機。
さて、出発時刻の14:45になってもバスは現れません。同じクアラルンプール行きのバスを待つ人達も、あからさまに焦り始めます。
15:15ごろになって、とあるおっちゃんが「クアラルンプール行きの客はこっちに来い!」というので、とぼとぼと歩き始めます。
本当にこのバスで合ってるのか不安でしたが、どうやら合っていたようです。
チケットを見せ、バスの中へ。
最終的には15:30ごろに出発したので、この時点で45分遅れています。前途多難ですね。
バターワースからクアラルンプールまでは300kmちょっと離れており、かなりの長旅になります。
途中の景色は基本的にジャングルなので、かなり退屈です。
2時間ほど眠ったでしょうか。ガソリン補給ついでにトイレ休憩が入ります。
マレーシアに1度でも訪れた事がある人なら知っているでしょうが、マレーシアのトイレってちょっと特殊なんです。
それは、トイレットペーパーがないこと。
備え付けのホースで何もかもを洗うんです。
宗教観の違いなのですが、私はノーサンキューなので、トイレに行くまいと決心し、昼ごはんを食べていません。
時刻はこの時すでに17時半。空腹の限界が近づいてきますが、手元のグミで空腹をごまかします。
20分ほどのトイレ休憩を終え、バスは再びクアラルンプールに向けて南下します。
だんだんと日が沈み、暗くなってきますが、相変わらず景色は退屈。途中何度か渋滞にはまり、テールランプが数珠繋ぎになります。
トイレ休憩から3時間ほど経った20:30ごろ、高速のとある料金所を通過。クアラルンプールがすぐ近くになってきたことを実感します。
結局KLセントラルに着いたのは21:00ごろでした。バターワースを出発してから、すでに5時間半が経過しています。
正直言って疲れました。
鉄道だと仮にバターワース13:30発の列車に乗れた場合、KLセントラル駅に17:35に到着します。
今回のバスはバターワース14:45発の予定が15:30発に変更され、さらに5時間半揺られて21:00に到着しています。疲れるのも当然です。
※鉄道だと80リンギット(日本円で2000円ちょっと)かかるのと、1日5本しかないのが難点です。
まあそれでも、当日中にクアラルンプールに戻ってこれたのはラッキーでした。
安心しきった私は、駅ナカのバーガーキングで晩ごはんを済ませ、ホテルへと向かいました。
こちらに続きます。
バターワースで予想外のトラブル
フェリーに乗って15分ほどでしょうか、ペナン島の対岸の町、バターワースに到着しました。
ここからバターワース駅に行きます。
この続きです。
案内標識の「KTM」というマークに従い、改札前のカウンターへ。
ここでチケットを求めます。
私「KLセントラルまで大人1枚」
駅員「今日はもう全部売り切れだよ」
えっ?と思って、思わずもう1度聞き直しました。
私「本当にないの?」
駅員「ないよ」
これは困りました。
実は、出発の3日前からマレー国鉄の予約サイトを見て、座席の有無を確認していたのですが、なぜかサイトからは1両分しかシートマップが確認出来ないという有様。
思えばこれがフラグだったのかもしれませんが、「当日駅で座席解放してくれるオペレーションなのか」と勝手に勘違いしていました。
来る時間が遅かったのかはわかりませんが、KLセントラル行きはもう1本あるのに、それも満席らしいです。うーむ。
しばらく立ちつくした後、「そういえばバスという手段があったよな」と思い出し、先ほどの駅員に場所を訪ねました。
どうやらバスターミナルは、下の階に位置するそう。
少しだけ希望が見えました。
私は逃げるようにバターワース駅を後にし、バスターミナルへと急ぎました。
ジョージタウンを観光してみた
この記事の続きです。
翌朝。
ジョージタウンを観光するために、少し早めに起床し、街へと繰り出しました。
天気は曇りがちで、海もあまり綺麗に見えません。
観光する分には、多少曇っていた方が私にとっては都合がいいのですが、やっぱり綺麗な海は見たかったです。
今回、ジョージタウンの観光地はすべて徒歩で回りました。
まずはセントジョージ教会へ。真っ白で綺麗な建物です。
これは観音寺です。
観音寺周辺は中国式の建物が立ち並びます。
大量の鳥さんたち。
それとのらねこ。
これはカビタン・クリン・モスク。1801年に建てられたそう。
とまあ、おわかりいただけると思いますが、建築物だけ見ても、この街は全く整然とされておらず、さまざまな文化が融合されて構成されています。
最後に時計台とコーンウォリス砲台を見に行きました。
だいたいの観光地は見て回ったので、クアラルンプールに帰ることにします。
クアラルンプールまでの移動手段は、主に「飛行機」「鉄道」「バス」の3つです。
飛行機は値段が高かったのでパス。今回は鉄道を利用することにしました。
しかし、ペナン島には鉄道が通っていないので、フェリーで対岸の「バターワース」という町に向かうことになります。
ペナン島からバターワースまでのフェリー料金はなんとタダです(その逆は有料らしいです)
まずはフェリーターミナルへ。
場所は時計台から近い方ではなく、奥のフェリーターミナルを利用することになります。
※こっちのターミナルではありません
商店街のような店通り過ぎ、乗船口へ。
料金は無料なので、フェリーに乗り込んだ後は、好きな席に座ってOK。
13:00ごろ、フェリーは動き始め、ゆっくりとジョージタウンを離れていきます。
続きます。
ローカルバスでペナン空港からジョージタウンへ
ペナン空港で無事に両替出来た所からの続きです。
ペナン空港からジョージタウンの市街地まではかなり離れていて、バスかタクシーを使うしかありません。
私はバスを選択。
バスターミナルの表示がなく、一瞬戸惑いましたが、下の画像奥あたりにバスが止まっているあたりがバスターミナル(というかバス停)です。
時刻表なんてものがあるわけもなく、手を挙げてバスに止まってもらい、前から乗車することになります。
料金は距離によって変わります。2.7リンギットあればジョージタウンの中心地に行けます。おつりは出ませんので注意。
※記事公開時に「料金は均一」とうそをつきました。実際は距離によって値段が変わります。また、3.4リンギットではなく2.7リンギットです。
今回乗車したバスは「401E」系統と、どうやら速達タイプのものだったらしいです。とりあえず「401」か「401E」系統のバスに乗ればOKです。
私を乗せてすぐ、ドアが閉まって出発。
時刻は22時を回っているのにも関わらず、道は渋滞気味。本当に着くのかと心配になるほどです。
空港を出発して40分ほどして、ようやくジョージタウンの市街地に入ってきます。
ちなみに、ジョージタウンには「コムター」と呼ばれる、巨大な円柱が目印のショッピングモールがあります。
※写真は翌日撮影したものです。
空港からのバスはコムターの近くを通り、なおかつ止まってくれますし、街歩きの時も、コムターを目印にすると、方角がわかるので結構便利です。
コムター万能説。
そのコムターには空港から50分ほどで到着しました。
市街地をブラブラ歩いてみますが、人通りは少なめ。
街も全体的に暗いです。
この後はホテルにチェックインし、翌日に備えました。
ペナン空港に到着して早々慌てたお話
ペナン空港に無事到着したところからの続きです。
ペナン空港はどんな空港かと思っていましたが、思ってたよりも随分綺麗でした。舐めてごめんなさい。
実はこの時点で、私は1つ大きなミスを犯しています。
それは「両替忘れ」です。
クアラルンプール乗り継ぎの記事を考えるのに夢中で、手元に1リンギットも持っていないことに、マレーシア航空1166便の中で気づきました。
※リンギットはマレーシアの通貨。1リンギット=約26円
この後、ジョージタウンまでバスを利用するつもりだったのですが、1リンギットも持っていないと、当然バスには乗れません。
「しょうがない、ペナン空港で両替すればいいや」と考えていましたが、なかなか銀行が見当たりません。
到着フロアの1階をくまなく探しましたが、全く見つからなかったので、係員に尋ねると、出発フロアの2階にあるのだそう。
出発フロアにしか両替所がないのか、どういう理由かはわかりませんが、利用客にとってはかなり焦ります。
※しかも、ペナン空港は「国際空港」なので、シンガポールやインドネシアなどからも飛行機がやってきます。
国際線を利用した乗客にとって、到着フロアに銀行がないと不便だと思うんですが、大丈夫なんでしょうか。
まずはエスカレーターを上がって2階へ。
フードコートエリアを通り抜け、
出発カウンターの手前、歩いてきた方向から見ると右手に銀行がありました。
営業時刻は22時まで。ギリギリセーフです。
ここで3000円分両替しました。これで生きていけます。
そしてバスに乗るべく、再び1階の到着フロアに戻りました。
続きます。
ゼミ合宿でシンガポールへ~スクートの悪夢編~
前回、スクートの説明を軽くしましたが、それだけ見たら「アリ」なんじゃないかと思われがちですが、そうはいかないのがLCC。
まずは出発時間です。
スクートは成田から、経由が違うシンガポール行きを2便運航しています。どちらにせよ、成田空港に向かうことになります。
出発時刻はバンコク経由のTZ291便が10:00、台北経由のTZ201便が12:15発です。
成田まで2時間半かかる私にとっては、当然TZ201便がいいに決まっていますが、残念ながらこの2便には料金差が8000円もあります。
今回は安さを突き詰める旅行(でなければこんな黄色いのに乗る予定はない)なので、成田10:00発のTZ291便になってしまいました。
成田には8時に着いておきたいので、この時点で5時起きが確定します。
うっはーたのしそー。わくわくするわー。遠足気分♪
…
…嘘です。すでに鬱です。
次にチェックインと保安検査、さらにラウンジです。
スクートは航空会社のアライアンスに属していないので、「ワンワールドサファイアステータス」なんてものは、スクートの前ではゴミみたいなものです。見せても何も起きません。虚しさが増すだけなのでやめましょう。
チェックインもエコノミーの列で並び、保安検査も通常のレーンで並びます。当然ですがラウンジも使えません。
「プライオリティパス」や「ゴールドカード」を所有していれば、ラウンジを利用できますが、1回きりのためにわざわざ用意するのもしゃくな話。
それに、友人もいる手前、自分1人だけラウンジに行くのも変ですよね。
次に機内。
個人用モニターなんてものはありません。機内食やドリンクも出ません。
個人用モニターはともかく、ドリンクが出ないのは、生命維持という観点では死活問題です。
機内食が12シンガポールドルなので約1000円。ドリンクは350ml缶で4シンガポールドルなので約320円。
※それぞれ1シンガポールドル=81円で計算
たけえ。
日本のレギュラーガソリンの価格って、だいたいリッター120円ぐらいじゃないですか。
スクートさんはその約7倍の値段を吹っかけるわけですよ。
すげえ。
そもそもスーパーに行ったら、350ml缶なんて60円程度で買えます。価格差は約6倍。
「なら、保安検査過ぎてからドリンク持ち込めばよくね?」って思う人もいるかもしれません。行きは多分可能だと思います。やるかどうかはさておき。
問題は帰りです。
原因は、シンガポール・チャンギ空港のシステム。
通常、保安検査というのは搭乗前には終わっているパターンがほとんど。
しかしチャンギ空港(とクアラルンプール国際空港)は、搭乗する時に保安検査を要求してきます。
当然ですが水は持ち込めません。怒られます。
※空港での保安検査があまりにも信用できず、通常の保安検査とは別に、航空会社独自で保安検査する場合もあるらしいですが…
現時点での憂鬱な点を長々と語りましたが、実際に搭乗してみなければわからない事も多いですよね。
期待0で行って、「お、思ってたよりも10段階で3ぐらい良かった」というのが理想です。
最後に…
なぜ私がこんなに憂鬱なのか?その理由はたった1つ。
ホテル代を勘案しても、クアラルンプール発券と値段が2万円程度しか変わらないからです。
これに尽きます。