フェリーで香港からマカオへ
翌朝は7時前に起床しました。
さっさとチェックアウトして、ホテルを後にします。
こちらの続きです。
今日は初めてマカオにフェリーで向かうことにしました。
ホテルは中環のあたりだったのですが、マカオ行きのフェリーは上環から出発しています。
上環まで地下鉄を使ってもよかったのですが、急ぐ旅でもないので散歩して上環へと向かうことに。
途中東海堂というパン屋さんで朝食を購入。
香港で割とよく見るこのパン屋さん。
値段は日本のと大差ないか、若干高いくらいでしたが、味はとっても美味しかったです。
こちらはクリームパン。詳しい値段は忘れましたが、確か10HKD前後だったかと。
30分ぐらいで上環のフェリーターミナルに到着しました。
このフェリーターミナルは、MTRの上環駅と直結しているので、利便性はしっかり確保されています。
案内標識に従えば迷うこともありません。
カウンターがいくつかあるので、適当にチケットを購入します。会社の名前はターボジェット。
8時15分発のフェリーには間に合わなかったので、結局1本後の8時45分発になってしまいました。
お値段164HKD。日本円で2500円弱です。
チケットを買ったら、おーいお茶を買い求め、出国します。
ターボジェット用(かどうかははっきりわかりませんが)のゲートがあったので、そこを通り抜け、チケットとパスポートを見せて、無事香港を出国です。ここまで5分もかかっていません。
この案内標識に従って下へ。
大きな待合スペースが存在するので、そこでおとなしく待機します。
飛行機に乗るときの「クセ」で、15分くらい前からゲートの前で待機していましたが、なかなか乗船は始まりませんでした。
結局乗船を開始したのは、出発5分前くらい。
いざ船の中へ。
乗り込んですぐ、あることに気づきます。
「私の席はいったいどこなのか」ということです。
どうやら座席は指定席で、普通は乗客1人1人に「12A」のように、座席が割り振られているのですが、私のチケットにはそれが表記されていませんでした。
船内の乗務員に「私の席はどこですか?好きなところに座っていいんですか?」と尋ねると、乗務員は、「そんなわけねえだろ」と言わんばかりの態度を出しつつ、無線でやりとりし、私のチケットに直接座席番号を記入してくれました。
結局どこでどうするのが正解だったのかわかりませんでしたが、これで一応OK。
指定の席に座り、出発を待ちます。
意外とショックは少なく、「ん?」って思ったら動き始めていました。
最初の10分くらいはのろのろ動き続けていたので、「こんなものか…遅いな…」って思っていたら、急にエンジンがうなりをあげ、船は高速で海上を飛ばし始めました。
めっちゃ速い。
出発して1時間ほどでマカオが見えてきます。
だんだんスピードを落とし、ゆっくりと着岸。
順番に下船し、フェリーターミナルの中に入って、マカオに入国。
マカオに入国するときは、入国カードを書かなくてもいいのですが、パスポートにスタンプは押してもらえません。
時刻は10時を少しすぎたころでした。
これから長い長い1日を過ごすことになりますが、それはまた別のお話。
香港を1日観光してみた
香港国際空港に到着した所からの続きです。
これから空港を後にして市街地に向かいます。
空港から市街地に向かうには、基本的にエアポートエクスプレス(機場快線)かバスかタクシーの3択になります。
今回はバスを選択しました。
理由はその安さです。
今回は尖沙咀(チムサーチョイ)まで移動しましたが、バスは33香港ドルで済みますが、エアポートエクスプレスとMTR利用だと60香港ドル(以下HKDと表記)かかります。
しかもバスだと2階建てで、景観も良し。
どうせ急ぐ旅でもないですし、時間が多少かかっても気にしません。
※バスでもオクトパスカード(八達道) という日本のSuicaやICOCAのようなものが利用できます。香港滞在の時にはかなり役立つので、バスターミナルやエアポートエクスプレスの駅などで買い求めることをオススメします。
バスターミナルは、エアポートエクスプレスの乗り場のすぐ手前を右に曲がり、あとはまっすぐ進むだけなので、いたって簡単。案内標識のバスマークに従っていれば、迷うことはありません。
尖沙咀や九龍方面に行くA21系統のバスに乗り込みます。迷わず2階へ。
1番前の席が空いていたのでラッキーでした。
バスはしばらく空港の近くをぐるぐるした後、高速に乗ります。
バスの2階席は、標識が頭上ギリギリに迫ってくる感覚を味わえるのを楽しめるのも醍醐味です。
青馬大橋を渡ります。
なぜか進行方向左手に煙が上がっていました。
…火事?
途中高速を降りて一般道を走ります。
旺角を通り過ぎ、
尖沙咀の中間道バス停で下車しました。
そごうがある交差点を渡り、尖沙咀方面を向いてみました。
このあたりは車の往来がとても活発。
そのまま、ビクトリアハーバーが見える広場に行きました。
香港のガイドマップなどでよく見る光景が広がっています。
これは九広鉄道の遺構でもある「尖沙咀鐘楼」という時計台。
そして、その時計台にほど近いフェリーターミナルからスターフェリーに乗り込みます。
スターフェリーは、九龍半島の尖沙咀と香港島の中環を結ぶフェリーです。
ビクトリアハーバーからの景色が見える観光スポットや地域住民の足として親しまれています。料金も2.5HKDと格安。
もちろんオクトパスカードが使えます。
早速乗船します。
こんな感じの景色を眺めつつ、10分ぐらいで中環のフェリーターミナルに到着。
ここからしばらくは徒歩移動です。
高層ビル街を抜け、
山頂列車(ピークトラム)の花園道駅に到着。
ここから有名なビクトリアピークに向かいます。
途中迷ってしまったので、フェリーターミナルから花園道駅まで45分ぐらいかかりましたが、迷わずいければ半分ぐらいの時間でたどり着けます。
この日は水曜日でしたが、夜景を一目見ようとする人たちで大行列。
乗車券を求める人達で並びまくってますが、実はピークトラムでもオクトパスカードが使えるので、乗車券待ちの列は無視しても大丈夫です。料金は片道32HKD。
改札を抜けても行列がすごかったです。
ピークトラムの定員がそれほど多くないこと、運転間隔が15分前後と比較的長いことが、混雑を助長させています。
それでも、座席に座れなかったとはいえ、30分ほどの待ち時間で乗れたのはラッキーだったかもしれません。
立ち客が出るほど大勢の人達を乗せて、列車は出発します。
列車はぐいぐいと高度を上げて行き、時々窓から夜景が見えますが、立っている私が写真を撮れるはずもなく。
10分ほどで終点の山頂駅に到着。
本来であれば展望台に登って夜景を眺めますが、どうせこのまま展望台に行っても混雑しまくっているんじゃないかと考え、他のスポットから夜景が見えないか探し始めました。
展望台がある建物から外に出て、うろうろして探してみました。
意外とすぐに見つかったので何枚か撮影。
思ったよりもいい感じ。特に3枚目は、手前の建物が結構いい味を出しています。
しかしっ…
足りないっ…
圧倒的開放感っ……!
確かにこれでも綺麗なんですよ。
でももっと、一面夜景が見えて撮影を邪魔されない、そんな場所に行ってみたいと思ったのです。
再びうろうろしていると、謎の遊歩道を見つけたのでずんずん進むことにしました。
道はきちんと整備されてはいますが、アップダウンが多く存在します。
右手に木と木の間から夜景が見えますが、撮影出来るような場所ではない区間が延々と続きます。
道は暗く、途中で何度も諦めようかと思いましたが、とにかく歩き続けました。
20分ぐらい歩いたでしょうか。
いきなり視界がパッと開ける場所が現れたのです。
開放っ………!圧倒的開放っ………!
三脚を立てても迷惑にならないぐらい、人が少なかったのです。まさに理想の場所。
めっちゃ綺麗やん…
思わずこれまでの疲労を忘れてしまうほど、素晴らしい景色でした。
30分ぐらいその場所にステイして、満足したあと、再び歩き始めます。
※今更ですが、足腰にあんまり自信がないという人は、この道はやめておいた方がいいです。
おとなしく展望台に登った方が賢明です。
先ほどの展望台のある建物に戻ってきて、ピークトラムで下山しようと試みます。
しかし、ここでも列車を待つ人達で長蛇の列が出来ていました。
時刻は21時前でしたが、こんな時間でも花園通駅の時より列が長く、明らかにすんなり帰れなさそうな雰囲気。
歩きまくって疲れていたので、しばらく座って色々思考をめぐらせます。
調べていくうちに、中環方面に向かうバスが存在することに気づきます。
それまでそのことに全然気づきませんでしたが、近くにバスターミナルがあったんですね。
バスターミナルに行ってみると、待ち客はおらず、しかも待ち時間はほぼ0で乗り込めました。
※画面中央の赤いバスに乗車しています。写真は降車時に撮影。
料金は忘れましたが、10HKD前後だったかと。
少し混んでいたからか、中環まで20分ぐらいかかりました。
それでも、ピークトラムを大人しく待つよりも、ずっと早く帰れたのはラッキーでした。
この後はさっさとホテルに向かい、すぐに就寝。2日目に続きます。
キャセイパシフィック航空543便 羽田〜香港
なんかふと海外に行きたくなったので、2泊4日で香港とマカオへ行くことにしました。
今回搭乗するのは羽田10:35発のCX543便です。キャセイパシフィック航空の初フライトと、羽田のキャセイラウンジの初訪問を兼ねています。
この便、搭乗の3日ほど前に機材変更がなされているのが判明しました。相当利用者が多いのでしょうか。キャセイで最も詰め込めるタイプのB777-300(キャセイ側の表示では73z)を仕立てています。
そんなに乗客が多いと、もしかしてもしかするのか?と思い、ちょっと期待してカウンターに向かいましたが、特に何もなし。事前の座席指定のリクエストは通ったので良しとしましょう。
チェックインの時に、ラウンジのインビテーションの紙をもらいます。搭乗券のようなインビテーションの紙をもらったのは初めてでした。
ボーディング時刻が近づいたので、143番ゲートへ。
今回も優先搭乗の恩恵に預からせていただこうと思います。
このように列が分かれていましたが、ファーストクラスの設定がないこの便で、この分け方に意味があるのかは不明。
結局2列同時にボーディングさせてましたし…
座席は3-3-3の組み合わせ。
ただし後ろ2列は2-3-2となるので、事前にそこを狙っていたのです。
そして座席に座って驚きました。
「この座席、後ろにリクライニングしないぞ」と。
一応リクライニングのボタンはありますが、その機能はすでにぶっ壊れ、望んでなくても座席が勝手に前にせり出してしまいます。
キシキシと音を立てるこの座席には、背中のホールド感もなく、配布された毛布を腰にあてがわないとしんどいレベル。
足元は結構広いことと充電が出来ることが何よりの救いでした。
また、離陸前から入国カードを渡してくれたのも結構ありがたかったです。
隣にはエバー航空のサンリオ塗装の機材が出発を待っていました。
こんな詰め込み機材をよこすぐらいだから、ボーディングに時間がかかって、なしくずし的にディレイすると思っていましたが、定刻でプッシュバック。その流れでセーフティデモが始まります。
それから20分ちょっとで離陸します。
離陸して揺れまくっているにも関わらず、この日は6時前に起きたからか、猛烈な眠気が襲いかかってきます。
正直、こんな機材でも寝れるものなのかと自分に驚きました。
離陸から1時間ほどして、ドリンクとピーナッツの配布。
それから40分後に機内食を配布。
チキンかビーフか選べましたが、チキンはギャレーまで取りに行くために時間がかかると言われたので、ビーフを選択しました。
お肉は普通に美味しかったです。
気づけば台湾上空を通過していました。
映画は1本見終わってしまい、残り1時間半しかなかったので、映画を見るにしてはどうにも中途半端なので、この記事を書き進めていました。
高確率で1時間〜2時間ほど寝てしまう私にとっては、もう少し長い距離の方が私の性に合っている気がします。
この機材では絶対嫌ですが。
香港時間14:05ごろにベルト着用サインが点灯します。
そして、15分弱ディレイして香港国際空港に着陸しました。
空港の隅っこでキャセイの飛行機たちが集まっています。
ようやくスポットに到着。2つ隣にはシンガポール航空のA380が止まっていました。
さて今回のフライト、記念すべきキャセイパシフィック航空初利用でしたが、思わぬ機材変更の結果、オンボロシートとの約5時間に渡る戦いでした。
フライト後半は慣れてきたのか、最初ほどの嫌悪感はありませんでした。それでも、この座席で5時間以上フライトするとなると、おそらくかなりきついです。
他の機材に乗ってみないと何とも言えませんが、次にキャセイに乗る機会があれば、少なくともこの73zには当たりたくないなあと思わされるフライトでした。
こちらに続きます。
羽田空港 キャセイパシフィック航空ラウンジ
羽田空港を利用した時に、ラウンジ巡りの一環として「キャセイパシフィック航空」のラウンジに行ってみたのでレポートします。
キャセイラウンジは146番ゲートの近くにあります。その6階に位置します。
チェックインの時にもらった、インビテーションの紙をカウンターで渡し、いざ入室。
入ってすぐ見えるのは、開放的な窓と飛行機たちです。
私はキャセイラウンジのこういう雰囲気、結構好きです(本家本元でもある香港のラウンジは未踏なんですけどね)
サクララウンジより人が少なく、ラウンジ内の雰囲気もこちらの方がいいと思います。私はJALの上級会員ですが、キャセイラウンジをオススメします。
私が訪れたのは午前9時過ぎでしたが、この時間はヌードルバーでは「ワンタン麺」「担々麺」「フレンチトースト」がチョイスできました。あとは朝御膳?みたいなものもありましたよ。
私は「ワンタン麺」と「フレンチトースト」をチョイス。
このような札を持ってしばらく待ち、料理ができ次第受け取りに行くという流れになっています。
両方の料理とも美味しかったです。
ワンタン麺はワンタンがしっかりと入っていて、スープもあっさり。
フレンチトーストは、備え付けのシロップをお好みでかけていただきます。
なんとなくお味は卵焼きに近いかもしれません。
私は「フレンチトースト」よりも「ワンタン麺」の方が好きですね。
落ち着いた雰囲気で快適に過ごせ、さらにヌードルバーでお腹も満たされました。
搭乗30分前になったので、ラウンジを後にし搭乗口へと向かいます。
杉崎観光バス SG501便 東京駅〜神戸三宮
午後8時半、東京駅。
昔なら東京駅や上野駅から、ひっきりなしに寝台特急や急行列車が出ていたのでしょうが、今は昔。
現代では、こんな時間から新幹線を使わず、長距離移動するとすれば、
「サンライズ出雲・瀬戸号」
季節限定で運行する「ムーンライトながら号」
「夜行バス」
の3択。
この選択肢の中で、今回は「夜行バス」を選びました。
午後8時半といえば、新幹線だと今日中に姫路まで帰れてしまうような時間です。
※他の新幹線も、仙台、山形、新潟、金沢までの最終はまだ残っています。
そんな時間から、わざわざ夜行バスに乗るバカバカしさ。嫌いじゃないです。
もし嫌いなら新幹線に課金していますし、新幹線を使うぐらいなら間違いなく飛行機に乗っています。
今回乗車するのは「杉崎観光バス SG501便 神戸・姫路・岡山行き」です。
4列シートで、お値段は2980円。
乗車するのは、東京駅八重洲口にある壮大なバスターミナルからではなく、少し離れた鍛冶橋駐車場からとなっています。
といっても、八重洲南口を背にして右方向に進み、次に見えてくる信号を渡った先にある、交差点の角っこの駐車場がそのバス停なので、結構近いです。東京駅から歩いて5分ほど。
簡素な待合室もありますが、その中はバスを待つ人でいっぱいでした。
熱気がすごいので、外で待機。
21時出発のバスが全て出ていった後、係員から集合のお知らせがなされます。
係員に名前を告げ、1番乗りでバスの中へ入ります。
座席の色合いは全体的に落ち着いていますね。
見えづらいですが、足元もしっかり確保されています。
全ての席に睡眠グッズが置いてあり、さらに座席の横にはコンセントもあります。
ただ、Wi-Fiは配備されていない模様。
とはいえ、夜行バスは寝れれば十分なので、このぐらいの設備でも十分です。
正直なところ、Wi-Fiが配備されているけれど、足元が狭いバスよりも全然いいです。
21時10分、定刻で東京駅鍛冶橋駐車場を出発。
この後は横浜スカイビル、秦野バス停でお客を拾うことになります。
が、問題はそのダイヤ。
公式サイトでは、横浜駅東口21:45発、秦野バス停22:50発となっています。
横浜→秦野で1時間はともかく、東京→横浜で35分は、首都高を使ったとしても明らかに無理があります。
絶対間に合いっこねえ…という思いを抱きつつ、バスは動きます。
機械のチグハグなアナウンスが流れます。
この流れで消灯するかと思いきや、消灯はせず。
都心環状線の銀座入口から首都高に乗り、1号羽田線で横浜へ。
銀座入口の時点で21時25分。
1号羽田線は、かなりカーブが多いため、バスは大きく左右に振られます。
21時45分の時点で、まだ大師料金所を過ぎたあたりなので、この時点で遅刻です。デートなら待たせた方に怒られるレベル。
東神奈川出口で首都高を降りて下道を走ります。
結局横浜駅東口に到着したのは21時58分。
出発したのは22時01分でした。
まさかの横浜3分滞在。早すぎます。
※横浜出発時点で8割以上席が埋まりました。
※土山SAで撮影。
それからしばらくは、国道1号線を西に向けて走行し、狩場インターから再び高速に乗ります。
保土ヶ谷バイパスに入った頃、アイマスクを装着し眠りにつきます。
目を覚ましたのは翌日の午前3時10分。
バスは滋賀県の土山SAで休憩のために停車していました。
どうやら、途中の足柄SAと浜松SAでの休憩の時には、眠っていて気づかなかった模様。
いったん外に出て身体を伸ばし、建物に入って無料でもらえるお水をいただきます。
出発予定時刻は3時25分だったので、3時20分には戻ってきましたが、実際の出発は3時30分ぐらいでした。夜行バスではよくあることです。
再び眠りにつきます。
5時20分ごろ、乗務員の三宮到着アナウンスで目を覚まします。
結局、トータルで5時間半〜6時間ぐらい寝れたので、今回は割と寝れた方ですね。
バスは無事に三宮に到着し、車両前方のカーテンが開きます。
約4割から半分の乗客が三宮で降りました。私も三宮で降りました。
予想に反して非常に快適に過ごせたので、今後東京→関西を移動するときの候補の1つにしたいと思います。
SG501便は、このあと姫路駅南口を経由し、最終的には岡山駅へと向かっていきます。
私の旅行はこちらに続きます。
乗り鉄の最終形態、「乗りつぶし」「降りつぶし」とは
私は、小学校1年生の時から鉄道が好きです。
しかし、「鉄道趣味」というジャンルは、多岐にわたり、なおかつ違うジャンルの人とは分かり合えない事が多いです。
鉄道を撮影することが好きな人もいれば、模型を集める事が好きな人もいたり、時刻表を眺めるだけでいいという人もいます。
そんな鉄道趣味の中で、私は「鉄道に乗る事が好き」な、いわゆる「乗り鉄」と呼ばれるジャンルに属しています。
※乗り鉄の中でも「新幹線好き」とか「路面電車好き」とかで細分化されたりするのですが、ここでは割愛します。
そんな乗り鉄の私ですが、目標にしていることが2つあります。
1つ目は「私鉄・JRの全線に乗車する」
2つ目は「日本全国すべての駅に立ち寄る」
です。
「こいつまじで何言ってんの?」って思った人、多分あなたの感性は正常です。
※個人的には、これを乗り鉄を極めた先の「最終形態」だと思っています。
日本にはJRだけで約20000km、私鉄が約8000km営業していますが、この全てに乗ろうとしています。
また、日本全国には約9500駅存在し、その全てに立ち寄ろうとしています。
前者は「乗りつぶし」、後者は「降りつぶし」と呼ばれています。
「乗りつぶし」の進捗はこんな感じ。
※赤いところが乗車済みです。
〜JR版〜
〜私鉄版〜
一方「降りつぶし」はこんな感じ。
乗りつぶしは「乗ればいいだけ」なので、難易度で言えば、やはり段違いに降りつぶしの方が上です。
降りつぶしに関しては、少し前に、「三江線の全駅を撮影してみた」という記事がありましたが、やっていることはこれと大差ありません。
しかし、このやり方は鉄道に乗っていない区間が多く存在するので、「降りつぶしとして」は、条件を満たしていないことになります。
※もしこれを認めると、車で移動して駅を撮影しても「制覇」したことになってしまうため。
「乗りつぶし」は、まだ乗ったことのない路線の地図が塗られていく感覚、「降りつぶし」は、降りたことのない駅が減っていく感覚が楽しいんです。
いわば外に出てプレイするゲームですね。
「乗りつぶし」も「降りつぶし」も、最後までやり遂げても、誰かが褒めてくれるわけでも、賞金が出るわけでもありません。
完全な自己満足の世界です。
それでも私は、このゲームが楽しくて夢中になってやっています。
今は飛行機に乗ることに注力していて、かなりペースは落ち込んでいますが、やめたわけではありません。
これからも続けていくつもりです。
ちょいちょい国内に出て遠征している記事をアップしていきますので、「あーこいつまた無駄なことやってんなー」という目で見てやってください。
※この記事も降りつぶしに入ります
JAL32便 バンコク〜羽田 〈プレミアムエコノミー〉
翌日、日本へと帰国する日になりました。
こちらの記事の続きです。
帰国便に選んだのは、バンコク9時55分発JL32便羽田空港行きです。
スワンナプーム空港へは、行きと同じく地下鉄とARLを乗り継いで行きました。
想定していたよりはやや遅れたものの、フライト2時間ちょっと前の7:40にはスワンナプーム駅に到着しました。
タイ国際航空の本拠地ゆえに、電光掲示板にはTGの文字が多く並びます。
エスカレーターで4階へ。
この時点で出発2時間前です。
エコノミークラスカウンターの列とビジネスとで、そんなに待ち時間は変わらなさそうでしたが、思考停止でビジネスクラスカウンターへ。
eチケットを印刷したものを見せると、受付のお兄さんは何か浮かぬ顔。
「俺がなんかしたかな?」
「確かに、クアラルンプールからわざわざバンコク経由なんて普通おかしいけど、チケット発券出来たんだし帰れるよね?」
などと考えを巡らせていると、お兄さんはようやく合点がいったらしく、チケットが出てきます。
ここでホッとした瞬間、ちらっと見えたチケットの券面に「P」の文字が表示されていることに気づきます。
なんとまさかの、サイレントアップグレード!
そして、なぜすんなりチケットが出なかったのかと言うと、「空港税700パーツを支払っていなかったから」らしいです。
「今どき空港税の後払いなんて、そんな事あるのか?」と思いつつも、どうせ払わないと帰れないので、クレジットカードを提出し、書類にサインします。
全ての手続きを終え、座席の説明を受けます。
座席はやはりプレミアムエコノミーで、しかも窓側!
満足してチケットを受け取り、出国審査へ。
入国審査同様、時間がかかるかと思いきや、朝早いからか、保安検査と出国審査を合わせて35分ほどで通過出来ました。
この後は2箇所のラウンジに訪れており、詳細は別記事にてまとめてあります。
ラウンジ巡りも終わり、9時30分ごろに搭乗口へ向かいます。どうやら5分前から優先搭乗は始まってたみたいです。
いざキャビンへ。
これでプレエコを利用したのは2度目ですが、やっぱりエコノミーより広くていいですね。
隣にはエティハド航空が見えます。
メニュー表はこんな感じ。ごはんはエコノミーと大差ありません。
9時40分にはほとんどの乗客が乗り込んでいましたが、なにも動きがありません。
CAさんがアイマスクや耳栓などのアメニティーを配り始めますが、アナウンスは入らず。
9時50分ごろ、1人の乗客が大慌てでキャビンに入ってきました。
どうやらこの乗客を待っていたようで、さっさとドアクローズし、9時55分、定刻でプッシュバックを始めました。
離陸で待たされるかと思いきや、10時5分にはあっさり離陸。
離陸から35分ほど経ったころ、ドリンクサービスとおつまみ配布が始まります。
その後うとうとしてから記憶がありませんが、機内食がやってきたのは、ドリンクサービスから1時間後。
これは間違いなく遅すぎ。
普段からJALの機内食のオペレーションは遅いと思っていましたが、さすがに1時間半は待たせすぎだと思います。
それとも「ラウンジで食べたからいいでしょ?」ということでしょうか。
ご飯が遅いからといってCAさんに詰め寄ることはしませんが、どうにも釈然としません。
いつものハーゲンダッツをもらい、機内食は終了。
この時点でこんな所まで来ています。
あとは映画を見てのんびり過ごしました。
機内食を完食してから2時間後、「うどんですかい」をもらいます。
個人的には結構好きだったりします。
その後着陸態勢に入り、羽田空港に着陸。
最終的には20分早い17時10分到着になりました。
今回のフライトはプレエコだったので、エコノミーよりも疲れは少なかったんですが、やっぱり機内食の遅さが残念でした。
とにかくこれにて2017年春マレーシア・タイ旅行はおしまいです。
長いことお付き合いいただきまして、ありがとうございました。