JFKから飛行機に乗るまでのできごと
前回の記事の次回予告、なんか「世界の車窓から」みたいですよね。
※パクったつもりはないです。
その予告通りJFKに行った話をします。
ニューヨーク周辺には、「リバティ空港」「ラガーディア空港」「ジョンエフケネディ空港」と3つ空港があり、この中で日本人の1番使用頻度が高いのが、「ジョンエフケネディ空港(以下JFKと省略します)」でしょう。
市内からJFKへのアクセス(あるいはその逆)は、様々なサイトで紹介されていますし、ここで長々と話すことでもないので省略します。
そして私は、どのサイトでも「最もおススメしない」と言われる、メトロを使ってJFKへ向かうことにしました。
ニューヨークメトロは均一料金制なので、わざわざ行き先の切符を買わないでいいのは楽。
10ドル払ってカードをゲット。
セントラルパークまで歩ききった後に、徒歩でタイムズスクエア方面に戻るのもかったるいので、「72thstreet」駅から地下鉄に乗り込みました。
B線とC線のどちらに乗っても変わりませんが、私はC線に乗ることにしました。
B線なら「7thAv」駅、C線なら「50thstreet」駅でE線に乗り換えることになります。
どちらの駅からにせよ、jamaica central方面の「Express」に乗ればOKです。
なお、似たような行き先に「jamaica-179st.」行きも存在します。
そちらからもJFKには行けるような案内がなされていますが、地図を見る限りどう見ても遠回りなので、「jamaica central」方面に乗った方が良さげです。
ちなみに、降りる駅は、終点「jamaica central」駅の1個手前なのでご注意を。
そこから「Airtrain」に乗るのですが…
そこには結構な数の人間がいるんです。
その人達は、(全員がそうとは限りません が)ニューヨーク市内へのチケットをねだろうとするんです。
私も1人の少年に声をかけられました。
少年「JFKに行きたいの?このチケットと君のチケット交換してくれない?」
俺「ちょっと待ってね(えっなにこわい)」
どうも「Airtrain」はメトロに乗るときに使ったカードを使うらしいので、予め10ドルチャージしていたのです(Airtrainが5ドルかかるのは覚えています)
それをよこせだと?
普通に考えて嫌ですし、なにより急いでいたので、「急いでるんだわ」と素直に少年に伝え、その場を立ち去りました。
そして「Airtrain」に乗ろうと改札へ行ったのですが…
カードを通すのがえらく難しい。
この人達にSuicaのシステムを見せたら、目ん玉飛び出すんじゃないかってぐらいやりづらい。
なんとか駅員に手伝ってもらい、改札の中へ。
一旦「Airtrain」に乗ってしまえば、もうこっちのもんです。第7ターミナルまでは遠いですが、ひたすら我慢。
ようやくターミナルに着いた時には、すでに出発2時間前を切っていました。
急いでイベリア航空のカウンターへ。
若いお兄さんにeチケット控えとパスポートを見せ、搭乗券が発行されるのを待ちます。
しかし、いつまで経っても搭乗券は出てきません。
eチケット控えとにらめっこするお兄さん。
なぜか眉間にシワがより始めました。
すると、自力での解決は無理だと諦めたのか、上司のおばさまにバトンタッチ。
内心、「いやいや、さすがに乗れるやろ…何か悪いことしたわけちゃうんやぞ…」と思いつつ、じっと待ちます。
するとおばさまが一言、
「あんたビザは?」
と言ってくるではありませんか。
「(え?ビザ?持ってるわけないじゃん…
えっ、いらないよね?いらないはず…)」
と思考を巡らせてみる。
するとおばさまが、
「あなたオランダに行ってからどうするの?」
と聞いてくるではありませんか。
ここで私はようやく、最初の質問の意味を理解します。
私はニューヨークからマドリード経由でアムステルダム入りした後、ヨーロッパ周遊してから日本に戻るつもりだったのですが…
この時のイベリア航空のチケットが「片道」だったせいで、私はおばさまに、オランダで留学するものだと勘違いされたのです。
やっと理解した私は、急いで日本へ帰る分のチケットを見せます。
無事、搭乗券は発行されました。
もうさっさと出国したかったので、今旅2度目のあの保安検査へ。相変わらず時間がかかります。
無事出国したので、ラウンジに行こうと思ったら……
こうなりました。
結局30分しか使えないWi-Fiをつなぎ、大人しく待ちました。
JFKの第7ターミナルに限ったことではないかもしれませんが、本当にやることがなかったです。
これにてアメリカとはお別れ。
マドリードへ向けて、人生で初めての大西洋フライトです。