イベリア航空6252便 ニューヨーク〜マドリード
「イベリア航空」
この航空会社は、マイルを貯める事はあっても、実際に乗ったことはない人が多いのではないのでしょうか。
イベリア航空はスペインの航空会社で、本拠地はマドリードです。
去年10月から、成田ーマドリード間で週3便の運行を開始(正確に言えば復活)したのは、記憶に新しいのではないでしょうか。
今回は、そんなイベリア航空で人生初の大西洋フライトをした話です。
ここからの続きにあたります。
JFKから利用したイベリア航空6252便は不定期便のようで、冬季ダイヤは月・木・日曜に運行されていました(JFK発基準)
シップはA330-300。時々A340-500やA340-600も投入されるみたいです。
どうせならA340に乗りたかった…
座席は通路側がアサインされていましたが、隣は誰もいませんでした。
不定期便だからでしょうか??
イベリア航空6252便は、ニューヨークを20:30に出てマドリードに翌朝9:40に到着する便なので、かなり使い勝手はいいと思いますが……
搭乗率は7割前後、いやもう少し少ないかもしれません。
座席配置は2-4-2。(写真は降機時に撮ったものです)
お客も少ないので、さっさとドアクローズしてセーフティデモ。
誰だかわかりませんが、とにかく顔が長い。
セーフティデモが流れ終わっても、なかなかプッシュバックしません。
隣にLOTポーランド航空の飛行機が並んだところで、ようやく動き始めます。時刻は20:40を過ぎていました。
21:10ごろ離陸。ニューヨークの街が眼下に広がります。
先述した通り、このイベリア6252便はニューヨークを20:30に出発し、マドリードへは9:40に到着します。
その所要時間は意外と少なく、7時間しかありません。
にも関わらず、時差は6時間もあるんです。
※東京ーシンガポールとほぼ同じ距離ですが、時差は1時間です
あんまり起き続けていると翌日に響くので、さっさと眠ることにしました。
それにしても、イベリア航空の座席は結構快適です。
隣がいないのもあって、かなり熟睡することが出来るんです。
2度目を覚ましましたが、場所がどこかさえわかりません。
フライトマップで場所を確認しようと試みましたが、「map are not available」と表示されたっきりです。(寝ぼけていたので写真がありません。申し訳ありません)
ただ間違いなく目覚めるには早いので、もう一眠り。
気づけば到着1時間半前。ユーラシア大陸が近づいています。
CAさんに飲み物をお願いしましたが、「朝食サービスが5分後から開始されるからそれまで待ってくれ」と言われたので、おとなしく待機。
待機している間に映画のラインナップをチェックしていました。
こんな区間を日本人が利用するはずもないので、日本語の映画なんてない……
と思ったら、なんと1本だけあったんです!
その1本とは?
そう。みなさん大好きな『君の名は。』です。
日本発着のアメリカン航空にあるのはまだ理解できますが、日本発着でもないイベリア航空にまで……
とりあえず見てしまいました。
飛行機で見る映画は、好きなところまでスキップ出来るのがいいですよね。
20分ほど経ったところで、朝食と飲み物がサーブされました。
この朝ごはんがまた意外とイケるんですよ。特にサンドイッチが美味しかったです。
そうこうしているうちに、すっかり陸地の上を飛んでいます。
ベルト着用サインが点灯し、着陸態勢に。
地上を撮影しようとしましたが、雲が広がっていたので断念。
この時期のヨーロッパは基本天気が悪いですし、仕方ないですね。
マドリード時間の9:30に着陸。予定より10分早く到着しました。
ターミナルが見え、もうそろそろ降機かなと思っていたら、いきなり完全停止。
なんとこの便、沖止めだったんです。
ニューヨーク〜マドリード線は、イベリア航空の中でも花形路線の部類かと思っていただけに、この仕打ち(?)には驚きました。
今回、初めてのイベリア航空と初めての大西洋フライトでした。
正直、「イベリア航空は色々適当」というイメージがあったので、そこまで期待はしていなかったんです。
しかし、座席も悪くないし機内食も普通に美味しかったし(もちろん適当な所はありますが)、予想以上に楽しめたフライトでした。