イベリアエクスプレス3724便 マドリード〜アムステルダム
イベリア航空6252便で無事にマドリード空港に到着した所からの続きです。
まるでスタンプラリーでもやってるのかと思ってしまうほどのガバガバな入国審査を終えて、スペインに入国します。
そのままマドリード市街に出て観光しようかと思いましたが、調べたところ、どうもスリが多いらしく今回はパス。
保安検査前のターミナルのお店が特に魅力的でもないので、スペインを20分で出国します。
上級会員が使えるFirst trackがあったのはかなりありがたかったです。
※成田や羽田にもある、上級会員のみが使える保安検査のレーンのことです。
とはいえ、スペインも次の目的地もシェンゲン圏なので、出国審査もなく、スペインを出国したという実感が全く湧きません。
することがないので仕方なくマドリード空港で時間をつぶします。
時間が近づいてきたので、搭乗口へと向かいます。
今回搭乗するのは、マドリード15:55発「イベリアエクスプレス3724便」アムステルダム行きです。
機材はA320。
ヨーロッパの航空会社は、どちらかといえばボーイングよりエアバスが多く、ショートフライトであればほとんどの便がエアバスです(例外も当然存在しますが)
その中でも、いわゆる「A320ファミリー」は、フライト距離がそんなに長くないヨーロッにおいてとても重宝されています。
日本のLCCでもA320が採用されているところが多く、またスターフライヤーやANAでも採用されており、その活動範囲の広さは日本人もよく知るところです。
座席配置は3-3です。搭乗率は9割越えでした。
こんな中途半端な時間でもほぼ満席になるのかと驚きました。
みなさん機内持ち込み可能な大きさのスーツケースを持ち込んでいました。
レガシーキャリアとはいえ、預入手荷物にも料金がかかってくるキャリアも存在するヨーロッパ域内線では、この方法はもはや常識ですね。
今回の座席も通路側でした。
A320のようなナローボディ機では、窓側よりも通路側のほうがありがたく感じます。
そして意外と足元が広い。
通路側なので、特に迷惑をかけることなく着席。
隣は感じのよさそうな黒人女性でした。
そして私と隣の黒人女性がすでに着席した後に、窓側を予約していた男性が現れました。
当然2人ともスタンドアップ…
するかと思いきや、隣の女性は、靴のまま私の座席に足を置き(なおかつしっかり靴の裏を座席に置いて)、通路のスペースを開けたんです。
男性を通した後、女性は定位置に戻り、足で踏んだ箇所を手ではらってくれました。
とはいえ、さすがになんとも言えない気分になりました。
気にしたら負けですかね。
これだけ人数が多いと、定刻通りに出発出来るわけもなく、じりじりと遅延していきます。
それでも10分ぐらいでプッシュバック。
これぐらいなら許容範囲です。
そしてあっさりと離陸。
アムステルダムまでは2時間の行程。スペインとオランダって意外と遠いんですね。直線距離でもだいたい1500kmぐらいあるみたいです。
離陸して10分ほどで、時差ぼけのせいで深い眠りに落ちてしまいました……
考えてもみれば、ニューヨークとマドリードの時差は6時間もあり、さらにここまでの4日間で、飛行機4本とバス1本乗り継いでマドリードまで来ているんです。
すでに移動距離は11000マイル、17000km以上移動している計算になります。
疲労がたまって当然ですね。
と、長々と言い訳をしましたが、要はドリンクサービスも受けずにアムステルダムまで爆睡した、という事です……
すっかり眠りから覚めた17:45ごろ、ベルト着用サインが点灯します。
天気が悪くかなり揺れましたが、なんとかアムステルダム・スキポール空港に着陸。
かなりの早着です。
駐機場の手前に到着し、そろそろ飛行機を降りる準備でもしようかと思っていましたが、なかなかベルト着用サインが消えません。
そのままその場で静止してしまいました。
結局なにが起こったのかわかりませんでしたが、静止から20分ほど経って頭上のベルト着用サインが消えたので、降機の準備をしました。
特に取り留めもないフライトでした。
別の国に行ったという実感もなく、まるでバスに乗ったかのようでした。
ここで日本から直接やって来た友達と合流し、数日間一緒にヨーロッパ観光することになります!
次のフライトはこちらです。