バスでバターワースからクアラルンプールへ
前回、マレー国鉄の列車が満席で、バス移動を思いついた所からの続きです。
バスターミナルは本当にすぐそばにあって、駅から見えるぐらい近いです。
チケットカウンターが集まったブースがあるので中へ。
呼び込みのおばちゃんが「KL!KL!KL!」と連呼して、お客を勧誘していました。
※KL=クアラルンプールのこと
一旦それを無視し、ある程度候補を見て回りました。
ただ、あんまり違いがわからなかったので、先ほどの呼び込みのおばちゃんからチケットを求めます。
クアラルンプールまでの料金は45リンギット。日本円で約1150円。
チケットを受け取ったのが13:30ごろ、出発時刻は14:45だったので、1時間ちょっと待ちぼうけを食らいます。
周辺には何もなかったので、駅前の露店でキンキンに冷えたスプライトを2リンギット(日本円で約50円)で購入し、おとなしく待機。
さて、出発時刻の14:45になってもバスは現れません。同じクアラルンプール行きのバスを待つ人達も、あからさまに焦り始めます。
15:15ごろになって、とあるおっちゃんが「クアラルンプール行きの客はこっちに来い!」というので、とぼとぼと歩き始めます。
本当にこのバスで合ってるのか不安でしたが、どうやら合っていたようです。
チケットを見せ、バスの中へ。
最終的には15:30ごろに出発したので、この時点で45分遅れています。前途多難ですね。
バターワースからクアラルンプールまでは300kmちょっと離れており、かなりの長旅になります。
途中の景色は基本的にジャングルなので、かなり退屈です。
2時間ほど眠ったでしょうか。ガソリン補給ついでにトイレ休憩が入ります。
マレーシアに1度でも訪れた事がある人なら知っているでしょうが、マレーシアのトイレってちょっと特殊なんです。
それは、トイレットペーパーがないこと。
備え付けのホースで何もかもを洗うんです。
宗教観の違いなのですが、私はノーサンキューなので、トイレに行くまいと決心し、昼ごはんを食べていません。
時刻はこの時すでに17時半。空腹の限界が近づいてきますが、手元のグミで空腹をごまかします。
20分ほどのトイレ休憩を終え、バスは再びクアラルンプールに向けて南下します。
だんだんと日が沈み、暗くなってきますが、相変わらず景色は退屈。途中何度か渋滞にはまり、テールランプが数珠繋ぎになります。
トイレ休憩から3時間ほど経った20:30ごろ、高速のとある料金所を通過。クアラルンプールがすぐ近くになってきたことを実感します。
結局KLセントラルに着いたのは21:00ごろでした。バターワースを出発してから、すでに5時間半が経過しています。
正直言って疲れました。
鉄道だと仮にバターワース13:30発の列車に乗れた場合、KLセントラル駅に17:35に到着します。
今回のバスはバターワース14:45発の予定が15:30発に変更され、さらに5時間半揺られて21:00に到着しています。疲れるのも当然です。
※鉄道だと80リンギット(日本円で2000円ちょっと)かかるのと、1日5本しかないのが難点です。
まあそれでも、当日中にクアラルンプールに戻ってこれたのはラッキーでした。
安心しきった私は、駅ナカのバーガーキングで晩ごはんを済ませ、ホテルへと向かいました。
こちらに続きます。