修行僧ぷってんの雑記

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クアラルンプール発券のポジショニングを中国国際航空でやってみた 前書き

最近流行っている「海外発券」。

 

その中でも、特に「クアラルンプール」は運賃の安さと、条件の緩さで人気となっています。私も去年からクアラルンプール発券をやっています。

 

これらの記事で書いているので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。 

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海外発券の問題は、「どうやってその発券地に向かうか」という事でしょう。

 

具体的には、LCCやブリティッシュエアウェイズのマイル、ユナイテッド航空のマイルなどの片道発券が出来るマイレージサービスを利用するなどの方法があります。

 

 

「じゃああなたはどうやってクアラルンプールに行ったんですか?」という意見があるかないかはわかりませんが、お答えしましょう。

 

 

私は、純粋に片道航空券を購入して、中国国際航空(エアチャイナ)を利用しました。

 

ただし、行き先はクアラルンプールではなくシンガポールです。

理由については後述します。

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※今回の記事は、「これが最適解だからみなさんもどうぞ!」というような内容ではありません。あくまで、このようなやり方が存在して、それを私が実際にやった、ということを記事にしているだけです。

 

 

話を戻します。

 

 

中国国際航空と聞くとアレルギーが出るような人がいるかもしれませんが、いくつかメリットを挙げるなら、

 

1.一応食事が出る

2.羽田発も可能

3.フライトの組み合わせ次第では北京観光も可能

4.ANAマイルもちゃんと貯められる

 

メリット1は言わずもがな。中国国際航空はLCCとは違いますので。特に日本→北京は、機内食が日本積み込みなので、ちゃんとしたものが食べられます。

 

メリット2.3はスカイスキャナーやグーグルフライトを使って「羽田→北京」「北京→シンガポール」と区切って検索してみてください。成田発でも同額で出てきますが、15時15分発なのでちょっと微妙かもしれません。

 

メリット4は意外かもしれませんが、片道でもちゃんとマイルは貯まります。

このルートのブッキングクラスは、だいたいがANAマイレージクラブに50%加算のものです。

トータルで2000マイル(2000pp) 貯まるので、最安で購入した場合のPP単価は11円前後になりますね。単価が劇的に悪いわけでもありません。f:id:travelpudding:20170910084439j:plain

ちなみに、気になるお値段ですが、シンガポールまで約23000円です。

時期によって左右されますが、通年こんなもんです。

 

 

では、なぜ行き先がクアラルンプールではなくシンガポールなのか。

理由はダイヤと料金です。

 

 

なぜかはわかりませんが、クアラルンプール行きは最安でも28000円になってしまいます。

 

しかも、北京~クアラルンプールを結ぶCA871便は、毎日運航ではなく、北京発だと火曜と木曜と日曜にしか運行していません。

 

出発時刻も、北京15時50分発クアラルンプール22時20分着と、どうにも中途半端。

少なくとも「使いやすい」ダイヤとは言えませんね。

 

 

一方、シンガポール行きは北京0時5分発のCA975便、15時35分発のCA969便の2本が存在し、しかも基本毎日運航。差は歴然です。

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とまあメリットを挙げてきましたが、当然デメリットも存在します。

 

 

それは、

 

1.機内環境が良くないこと

2.旅程が2日では収まりきらないこと

3.ディレイするかもしれない不安

 

このあたりでしょうか。

 

 

 

まずデメリット1に関しては、ほんとにどうしようもありません。否定しようがありません。

 

ただ、乗客が機内で騒ぐというのはありませんでした。搭乗&降機時のマナーが悪いんです。

 

 

次にデメリット2ですが、経由地が多いのでこれも仕方ないです。

 

3連休であれば、十分こなせる日程に仕上げることは可能ですが、土日でやろうとすると、どこかしらの滞在時間が短くなってしまいます。

 

 

多くの人が気にするのがデメリット3ですね。

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では、ここで質問です。

 

北京0時5分発のCA975便シンガポール行きが、この4か月の間に30分以上ディレイしてシンガポールに到着したのは、全体の何%でしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正解は約18.5%です。

 

 

 

あれ?意外と悪くないと思いませんか?

裏を返せば、約81.5%の確率で定刻かそれ以上に早くシンガポールに到着しているんです。

 

いったんディレイすると、ひどいのだと4時間以上遅れた日もありますが、中国国際航空の中でも、この数字は結構優秀なのではないでしょうか。

 

 

 

CA975便のように、定時率が80%を超える路線があるのにもかかわらず、様々なブロガーさんによって「中国国際航空は遅れる」というイメージを持たれてしまっています。

 

 

それはたまたま不運だったか、もともと余裕のない乗り継ぎを予定していて、ちょっとでもディレイしたら終了するようなスケジュールにしていたか、このどちらかだと思います。

 

 

いずれにしても、「一事が万事」というわけではないと言っておきます。

 

 

前置きが長くなりましたが、次回から実際に搭乗したのをレポートします。

 

 

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※あえて強調しておきますが、中国国際航空が「絶対に遅れない」とは言ってません。

 

※また、航空券の値段やダイヤ、ブッキングクラスは予期せず変更する場合があります。必ずご自身で確認してください。