修行僧ぷってんの雑記

移動メインのトラベラー

peach 成田発着の2路線廃止

 

最近様々な所へ就航地を増やしているイメージのあるLCC(ローコストキャリア)の1つであり、関西空港を拠点とする「peach」が成田ー札幌、成田ー沖縄・那覇の2路線を廃止することを表明しました。

f:id:travelpudding:20170216223720j:plain

peachは1度利用した事がありますが、あれはなかなかキツイです。いやほんと。

 

それはさておき、今回の「peach」の路線廃止には特に理由が明言されていません。

機材繰りの問題かもしれませんし、乗客数減少によるものかもしれません。

 

ここで「peach」の現在のダイヤを見てみると…

成田14:55→札幌16:40

札幌9:50→成田11:35

 

成田14:10→沖縄・那覇17:25

沖縄・那覇10:55→成田13:25

 

 

なんというか、「時間が逆なら選択肢に入るのに」という、とても中途半端なダイヤなんです。

悪い言い方をすれば「いてもいなくても変わらない」でしょうか。

それでも、たくさんの会社が同じ路線で競争すればするだけ、値段は落ちるのは事実ですが、「peach」の成田発着路線は関空発着路線よりも値段が高くつく事が多く、あまりセール運賃の魅力を感じないのもまた事実です。

 

※最近はLCCのセールでびっくりするような運賃は減り、「価格だけでキャリアを選ぶような時代は終わった」と、私は個人的に感じています。

 

そしてこの路線、LCC他社に敗北したとも受け取る事が出来ます。

 

f:id:travelpudding:20170216224022j:plain

成田ー札幌には「ジェットスター」「バニラエア」「春秋航空」の3社。

成田ー沖縄・那覇には「ジェットスター」と「バニラエア」の2社が運行しています。

 

それぞれのダイヤを見ると

成田ー札幌

「ジェットスター」→7往復

「バニラエア」→7往復(不定期便も含む)

「春秋航空」→1往復

 

 

成田ー沖縄・那覇

「ジェットスター」→5往復(土日は1往復運休)

「バニラエア」→2往復

 

 

2路線とも「ジェットスター」の本数は圧倒的ですね。これだけ本数があれば、その分選択肢も増えます。

「バニラエア」は那覇への本数がやや少なめですが、千歳便は圧倒的です。

 

「春秋航空」は最近投入されたばかりなので、まだ実験的といったところでしょうか。

もしかしたら「peach」と同じように、路線整理の可能性もあるかもしれませんね。

 

最近業績が安定しつつあるLCC業界にとっては珍しい「路線廃止」のニュース。

やはり国内線で運用するのは難しいのでしょうか。

色々考えさせられるニュースでした。

 

関空と伊丹の乗り継ぎ その2

 

今回は、「関空と伊丹の乗り継ぎ その1」の続きになります。

 

www.travelpudding.com

 

リムジンバスで伊丹空港に着いた私。

 

早速3000円クーポンの出番が来ました。

f:id:travelpudding:20170216185345j:plain

その前に、このクーポンの特徴&条件として

 

・チケットは必ず「現金」で買うこと

 

・利用できるのは発券当日とその翌日まで

 

・関空で発券すれば「伊丹空港」の店舗で、伊丹で発券すれば「関西空港」の店舗で利用できる。

※両空港共通ではありません。必ずどちらかの空港で利用することになります。

 

・クーポンを利用した時にお釣りは出ません(1000円クーポンを利用して800円の商品を買ってもクーポンが回収されるだけです)

 

・1000円ごとに利用でき、同じ店で3000円利用するのも可能。

 

・会計が1200円になった場合、1000円クーポン+200円現金という支払い方も可能。

 

だいたいこんなもんです。

その他詳しくは下のリンクへ。

http://www.kansai-airport.or.jp/news/kix-itm_bustransit/

 

日本食が猛烈に恋しかったので、JAL北ターミナルにある「空善」さんで天ざるをオーダー。

税込1030円でした。

もちろんクーポンを利用して、現金30円だけ支払いました。

 

久々の日本食ともあって、とても美味しかったです!!

f:id:travelpudding:20170216185449j:plain

 

そして「スカイプラザ」さんへ。

残ってた2000円クーポンをここで全て使いきり、家族にお土産を購入することにしました。

 

※「空善」さんも「スカイプラザ」さんも北ターミナル2階(保安検査よりも前)にあり、比較的わかりやすい位置にあります。

 

 

出来ることなら「羽田空港」のように、同じ空港で無料で乗り継げ、なおかつ選択肢が多い方がありがたいですが、もし関西空港と伊丹空港を乗り継ぐ必要があるなら、このキャンペーンは覚えておいて損はありません。

 

※なお、このキャンペーンは2017年3月31日までとなっています。

金正男、マレーシアで暗殺される?


今現在(日本時間14日21時)確かな情報がないです。すみません。


金正男氏が、女性2人にクアラルンプール国際空港(略してKLIA)で毒針を刺されて死亡。」


というのが大まかな情報なんですが、これはどういう事でしょうか。


f:id:travelpudding:20170214220300j:plain


KLIAのどこで暗殺したのか、まだ定かではありません。

もしかしたらLCC専用のKLIA2の方かもしれません。

どちらにしても、あんなだだっ広い空港でそんな怪しい2人組がいれば、空港職員は不審がるのではないでしょうか…?


と思ったのですが、1階は確か駐車場だけだったし、KLIAの建物の端っこの方に行けば、明らかに人が少ない部分も存在します。


そしてあの空港は、そこまで空港職員が巡回していません。


今回の事件を受けて、保安検査が厳しくなる可能性もありえます。

というのも、KLIAでは2回保安検査を受けますが、1回目はペットボトルの水を持ち込んでいいほど「ザル」なんです。

1回目と2回目の保安検査の間に犯行が行われた可能性も否めません。そのぐらいには「ザル」です。


f:id:travelpudding:20170214220412j:plain


悲しくも暗殺の舞台となってしまったKLIA。今年は修行のためにクアラルンプールを訪れる方も多いかもしれませんが、みなさまくれぐれも注意してくださいね。


関空と伊丹の乗り継ぎ その1


関空から伊丹へ向かう時(あるいは逆も)、皆さんならどうしますか??


この区間を電車で行くとなると、JRにしろ南海にしろ最低2回は乗り換える事になります。


これはめんどくさい。


f:id:travelpudding:20170214143336j:plain


そういえば、「当日飛行機を乗り継ぐ場合、関空と伊丹の間のリムジンバスは無料」っていうキャンペーンをやっていたよな…


よし…インフォメーションセンターのお姉さんに聞いてみよう…


私「リムジンバス無料のキャンペーンってどうすれば適用されますか?」

お姉さん「そのキャンペーン終わっちゃったんですよ…」


嘘でしょ!?と思って調べたら、去年の11/30で終了…

なんと2ヶ月前に終わってたんです。



さらに調べてみると、同じ条件でリムジンバス無料の代わりに、3000円のクーポンをくれるというではありませんか!

http://www.kansai-airport.or.jp/news/kix-itm_bustransit/

※適用条件が長ったらしくてめんどくさいですが、eチケットさえ持っていれば1.2の条件は簡単にすっ飛ばせます。


私の場合はスマホの画面を見せてOKでした。


3はチケットを券売機で買うだけですし。



電車を使って最安で行くとしても、例えば梅田駅〜関西空港駅で1000円かかります。


http://www.nankai.co.jp/traffic/otoku/chikatoku.html


これはリムジンバスを使うしかない!!

ということで関西空港第1ターミナルから乗り込むことにしました。


f:id:travelpudding:20170214143634j:plain

車内はこんな感じ。いたってシンプルです。

最後部にはトイレもあります。


ただ、一切Wi-Fiがなかったのが残念でした。

Wi-Fiサービスをつけるだけで、国内線に乗る外国人観光客はリムジンバスを利用すると思うんですけどね。


あとはとにかく切符が買いづらい。

外国人に優しくないんです。


私が切符を買おうとした時も、韓国人観光客3人が買い方をわからず戸惑っていました。


スーツケースを預け、11:10にバスは発車。

すぐに関空連絡橋を渡り、阪神高速4号線へ。

大阪市内を抜け、1時間もすれば伊丹空港に到着します。

乗り換えなしで早くて楽でした。


以下に続きます。

http://travelpudding.hatenadiary.jp/entry/2017/02/16/185652

日本という国の素晴らしさ

 

 

最近海外に行き始めた私が思う「日本の素晴らしさ」。

生まれた国であり住んでる国なので、勝手がわかるというのも一因でしょうが、私は日本という国はなんていい国なんだろうと思います。

 

※以下は日本を基準において考えています

 

まず、治安を心配しなくていい。

これがほんと大きいです。夜1人で出歩いたって大丈夫。そんな国って意外と多くないんですよね。

 

f:id:travelpudding:20170212063802j:plain

 

次に、食事が安くて美味しい。

食事が安いけど美味しくない、あるいは食事が美味しいけど高いという国はゴロゴロあります(味が悪くて値段も高いという国ももちろん存在する)が、低価格のコンビニ弁当ですら美味しい国はそうそう見かけません。

 

f:id:travelpudding:20170212064031j:plain

 

そして、建物が独特だということ。

よく欧米と比較して「街が汚い」と言われる日本ですが、もし日本の建物が欧米式で作られていたら、多分欧米に行っても新鮮さが感じられないでしょう。

 

(それでも過激派欧米教の人達は欧化政策を進めたいんでしょうが)

 

そう考えると、私は日本式の建物で良かったなあと思います。

 

f:id:travelpudding:20170212063510j:plain

 

 

別に私は愛国心たっぷりなわけではなく、少ない海外経験で感じたことをありのまま述べただけです。

海外に出たらわかることもある。これも海外旅行の魅力に繋がるのではないでしょうか。



シェンゲン協定の罠


日本人がヨーロッパ旅行する際、一旦EU圏内に入ってしまえば、基本的にパスポートチェックなしで他の国に移動できます。これは「シェンゲン協定」のおかげなのですが、旅程によってはこれが仇になります。


f:id:travelpudding:20170210070843j:plain


極端な例を用いるとすれば、

1.東京からANAの直行便で最初にドイツ・フランクフルトで入国し2泊

2.その後ルフトハンザを利用してフランス・パリへ行き2泊

3.さらにKLMオランダ航空でパリからオランダ・アムステルダムを経由し、アムステルダムに日帰り観光し、

4.同じ日にアムステルダムからイギリス・ロンドンへ向かったとします。


f:id:travelpudding:20170210073038j:plain


このパターンの場合、スタンプを押されるのは、1.の「日本を出国した時とドイツに入国した時」と4.の「オランダを出国した時とイギリスに入国した時」です。


2.の「ドイツの出国とフランスの入国」

3.の「フランスの出国とオランダの入国」

これらはスタンプが押されません。

つまり、海外旅行で必ずつきまとう入国審査もしなくていいのです。


これがシェンゲン協定のメリットです。

ドイツもフランスもオランダも、下の図で言う「青色の国」に当たり、パスポートチェックをしないからです。  


f:id:travelpudding:20170210070932p:plain


しかし、デメリットも存在します。

それが4.の「アムステルダムからロンドンへ向かう」時です。

イギリスはシェンゲン協定に加盟して「いない」ので、通常通り出国と入国のスタンプが押されます。日本を出た時と同じ要領ですね。



しかし、ドイツの出国のスタンプとフランスの入国と出国、オランダの入国のスタンプはありません。

つまり「ドイツに入国し、オランダを出国」する事になります。


これに対して、審査官が疑問を抱くのです。

「こいつはどうやってこの国に来たのかわからないのに、オランダを出国しようとしている、そもそもオランダの入国スタンプはどうしたのか」と。


↓私はスペインでシェンゲン協定域内に入り、ドイツでシェンゲン協定域内から出ている

f:id:travelpudding:20170210074907j:plain


これは同様に、4.のイギリスの入国の時にも起きます。


この対策として、シェンゲン協定非加盟国を最初に訪れること」「搭乗券は捨てずに旅行の最後まで持っておくこと」「eチケットがあるなら印刷して持ち歩くこと」が挙げられます。


こうする事によって、スタンプとの整合性が一致するからです。

もし審査官に突っ掛かれたとしても、きちんと説明し、あくまで怪しくない事を証明しましょう。ここであやふやにするのは良くないです。

いちいち説明するのはしんどいものの、そうする他ありませんし。



※なぜこんな事を言うかと言うと、実際に私の友人がこの罠に引っかかったからです笑


ヨーロッパの預け入れ手荷物事情

f:id:travelpudding:20170209084231j:plain


日本の国内線や、アジア近距離国際線に乗った時と同じ感覚でヨーロッパ域内の飛行機に乗ろうとすると、間違いなくハメられる「預け入れ手荷物」の罠。

ヨーロッパ域内で飛行機移動する場合、LCCはともかく、レガシーキャリアの場合でも、普通のチケットを買った時に「預け入れ手荷物(または受託手荷物とも)の料金が含まれていない」のです。

これがかなり厄介。

ほぼすべての会社で、預け入れ手荷物を
最低でも15ユーロ(日本円で1800円)も取られるのです。

はっきり言って高いです。

こうした時に、「預け入れ手荷物の許容量を増やすことが出来る」上級会員制度が役に立つのですが、実はこれをもってしても預け入れ手荷物料がかかる航空会社が存在するのです。
※ここでの上級会員とは「ワンワールドサファイア」「スターアライアンスゴールド」「スカイチームエリート」、あるいはそれ以上を指します。

そこで、私が調べた中で、上級会員制度を利用した場合に、預け入れ手荷物料がかかる会社とかからない会社を区分してみました。


LCCを含め、すべての航空会社で「機内持ち込み荷物」は、基本的に1つ無料です(重量制限は会社によって微妙に差異あり)

※ここではカウンターで預けるスーツケースなどの話をしており、またその荷物は23kgを超えない前提で話を進めています。

※全てのレガシーキャリアで「最安運賃」を利用した場合を想定しています。日本発のチケットを購入し、乗り継ぎでヨーロッパ内のみ利用する場合は、長距離国際線のゆるい手荷物ルールが引き続き適用されます。

※なお、コードシェアについては考慮していません。

f:id:travelpudding:20170209084115j:plain


預け入れ手荷物料金がかからない会社


預け入れ手荷物料金がかかる会社
→ブリティッシュエアウェイズ(ワンワールド)、ルフトハンザ航空(スターアライアンス)、スイスインターナショナルエアウェイズ(スターアライアンス)、オーストリア航空(スターアライアンス)


このようになりました。
上級会員でも特典を得られない会社がある事に正直かなり驚きましたが、ヨーロッパはLCCとの激しい競争にさらされており、手荷物からお金を取るのは、ある種合理的な手段と言えるでしょうね。

※あくまで私が調べた結果です。何があっても責任は取れませんので、必ず予約クラスと預け入れ手荷物についての規定は必ず確認してください。
あと、何か不備がございましたらコメントください。

※追記
ポーランド航空、ポルトガル航空、KLMオランダ航空は預け入れ手荷物料がかかりません。
通りすがりさんコメントありがとうございました。