JH351 名古屋(小牧)→いわて花巻
小牧空港(県営名古屋空港)を拠点空港としている「フジドリームエアライン」。
存在は知っていても、乗ったことがないという人が大半だと思います。
それもそのはず、セントレアがある名古屋エリアにおいて、セントレア発着のANAでもJALでも、ましてやLCCでもなく、あえて小牧発着のFDAをチョイスするからには、FDAしか存在しない行き先に向かう場合がほとんどだからです。
今回の行き先は花巻空港。当然ですが、FDAしか飛んでいません。
小牧空港は、名古屋市中心部から、北におよそ15kmと、意外と至近。
名古屋高速や国道41号が空港すぐそばまで通じており、名古屋市内や周辺駅からバスが運行されています。空港直結の鉄道駅はありません。
空港への詳細なアクセスの説明は、公式サイトに譲るとして、この空港は愛知県の空港らしく、「マイカーで移動するのが非常に便利」です。
↓公式サイトはこちら
FDA/JAL便旅客の場合、通常期であれば2日間駐車しても1,500円で泊められます。しかも駐車場は屋根付きで、ターミナルまで濡れずに移動可能です。割引適用方法については後述します。
さて、飛行機出発40分前に駐車場に到着し、駐車。
ターミナル内部へ向かい、預け入れ手荷物をチェッカーに通します。
※FDAはLCCではないので、国内旅行程度の荷物であれば、無料で荷物を預かってもらえます。
そのままの流れでチェックインし、予約番号を提示。相当空いているようで、前方窓側をあてがってもらいました。チケット発券後、カウンターのお姉さんに「出発10分前までに搭乗口にお越しください」と言われます。
小牧空港は、保安検査前にカードラウンジがあるわけでもないので、そのままの流れで保安検査を受けます。
かばんの中身に問題がないことの確認や、飲料のチェックがあるのみで、あっさり通過。検査の所要時間は3分もかかりませんでした。おそらく、チケットを発券する時間の方が長いくらいです。
この保安検査に対し、異常に時間を多く見積もる属性の方々がいらっしゃいます。その方々は、「1時間前には空港に着くべし」みたいな発言をされるのですが、普段から手荷物にカッターでも携行して、都度保安検査員とトラブルを起こしているから必要以上に時間を要するのでしょうか。
それはさておき、先述した小牧空港に駐車する時の割引についてですが、割引適用方法はいたって簡単で、この機械に通すだけ。
これを忘れた場合、飛行機搭乗後にサービスカウンターへ向かい、搭乗券と駐車券を持参し、提示すれば同じく割引が受けられます。
出発15分前には既に優先搭乗も終了。FDAにはステータス制度がないので、すぐにファイナルコール。
小牧にはボーディングブリッジも無いので、飛行機まで数分歩いて、あっさり搭乗。感覚としては飛行機というよりバスに近いかもしれません。
いざ機内へ。機材はエンブラエル170と小さめのですが、2×2列シートで足元は十分な広さを有しており、2時間以内のフライトなら全然気になりません。
定刻より早く、7:10にはもうドアクローズして、保安検査の実演がスタート。5分経ったら離陸と、本当にあっという間です。
離陸後シートベルトサインが消灯。FDAはLCCでは無いので、ドリンクサービスもきっちりあります。朝早い便は、クロワッサンのおまけ付きなのもありがたいところ。
FDAは全便Wi-Fiが装備されていないので、なんとなく読書をしていましたが、1時間経たずにシートベルトサインが再点灯。もう着陸態勢です。
雪景色が見えてきたところで、定刻より5分ほど早く、いわて花巻空港に着陸。
国内線程度で、満足度が大きく変わるわけではありませんが、足りないものが多いにせよ、特に不満もないし、何より安いもあって、満足度はそこそこ高めなフライトでした。