アメリカン航空154便 成田ーシカゴ
今回は、約2週間前に書いた「ワンワールドサファイアの威力を思い知る」の続きというか、補足というか、そんな感じです。
私が、そもそもアメリカに行こうとしたのは
「ビジネスやファーストクラスで世界一周する人間はたくさんいても、エコノミークラスでやるやつはいないだろう」
「ヨーロッパへ行く用事はあるんだし、ついでにアメリカ行けばいいじゃないか」
という、なんともまあよくわからない理由によるものでした。
実際は、世界一周といっても北半球を出ていないですし、北半球を出ないにしても、より距離を稼げる「中東」や「東南アジア」にも行っていません。
今回は修行を兼ねていましたし、仕方ないんですけどね。
今回使用したチケットは「アメリカン航空ワシントンD.C行き諸税込み3万円」というチケットです。「Google Flight」で発見しました。
時同じくして「デルタ航空」でも同じような値段で売られていました。
こちらは、行き先にニューヨークが含まれていたのは有名な話でしょうか。
デルタ航空との違いとして、格安になる対象の行き先が異なるのもありますが、アメリカン航空のチケットは基本12か月有効、というのが大きなメリットではないかと。
今回発券したチケットも、期間を約10か月開けています。
さて、今回アメリカン航空を利用するにあたって、心配なことがありました。
それは「アメリカン航空のサービスがひどい」という噂です。
正直それらの具体例を見る限り、「ほんとかよ?」と思わせるようなものばかりだったんですが、火のないところに煙は立たないともいうし……
そんな不安を抱えつつ、成田空港へ。
アメリカン航空の指定ラウンジに訪れたり、なんやかんやしていざ搭乗。
北半球1周旅行の記念すべき第1便は、アメリカン航空154便シカゴ行き。
機材はB788、所要時間は12時間です。距離にして10000km超えのフライト。長い戦いになりそうです。
今回予約したシートは、「メインキャビン・エクストラ」にあたる11Lです。
カバンを足元に詰めてもかなり余裕の広さ。
※アメリカン航空の場合、「メインキャビン」はいわゆるエコノミークラスを指し、「メインキャビン・エクストラ」は一応プレミアムエコノミーにあたる座席です。ただし、国際的なプレミアムエコノミーよりもシートピッチは狭めです。
「メインキャビン・エクストラ」の詳細はこちら
https://www.americanairlines.jp/i18n/travel-info/experience/seats/basic-economy.jsp
そんな「メインキャビン・エクストラ」。ワンワールド・サファイア以上のステータス保持者は、なんと無料でアップグレードできます。
事前に予約した段階では空席だらけでしたが、実際搭乗してみるとほぼ満席。
追加料金が20ドルとお安いのも一因かと。
隣は日本人女性×2名でした。
出発時刻が18:20から18:10と10分早まったため、すんなりプッシュバック…といくかと思いきや、「順番待ち」によって約40分ほど1mmも動かないまま時が流れます。
いつも通り、といった感じなんでしょうかね。
ようやくプッシュバックし始めたのは19:00前だったでしょうか。かなり待たされた感じがあり、幸先から不安になります。
セーフティデモが流れ、ようやく離陸。
飛行機はひたすら太平洋を目指し、進路を東へ。
ドリンクサービスが始まったのは離陸から30分ほど。思ってたより早いです。
CAのおばちゃんも愛想よく振舞っていました。
そしてお待ちかね?の機内食。
味は予想に反して全然普通。野菜はなぜか怖かったので残しましたが。
ご飯を食べたらあとは寝るだけ。
時差ぼけ回避のために映画も見ませんでしたが、ラインナップだけはちらっと見ました。「君の名は。」があったのは印象的でしたね。日本線だからでしょうか。
5時間ほど寝たでしょうか。気づいたらもうこんなところ。北米大陸も近いです。
が、さすがというかなんというか。
この位置からシカゴまで、まだ3時間以上残っているんです。
北米大陸の大きさ…恐ろしいです。
ここで起き続ける意味もないので、2度寝。
するともうこんな所へ。
そして朝食が配られます。
朝食の写真は失念しましたが、まずくなかったですよ。
到着40分ほど前に配られたアメリカの入国カード。これが日本語ver.だったので、間違えて日本語で書くミスをしました。恥ずかしい。
ミシガン湖が見えてくると左に旋回して、シカゴ・オヘア空港に定刻よりやや早めの現地時間15:10ごろに着陸。
フライト自体は11時間ちょっとでしたので、遅れた分はしっかり取り戻しています。
KLMとエアリンガスの飛行機達が見られました。
今回、かなり不安に思いながら乗り込んだアメリカン航空。
ほとんど寝てばかりでしたが、「思ったより悪くなかったし、特に文句をつける所がない」と思いましたね。
ただ、出発時間を10分早めて、結果50分遅れるのはいかがかと。
以下に続きます。