クアラルンプール乗り継ぎは意外と有効?
最近修行僧の間(と北朝鮮絡み)で話題のマレーシア・クアラルンプール。
「クアラルンプール発券をするんだから、目的地はもちろんクアラルンプールでしょ!」
もちろんそうです。
が、修行僧のみなさまはほぼ確実に複数回行くことになりますよね?
そうなると、クアラルンプールだけでは少々飽きてくる。
クアラルンプール発券は、バンコクやシンガポール経由もルーティングとしては可能なので、そちらを「トランジット扱い」にしてショートステイするのも可能ですが、私はあえて、マレーシア航空の国内線を勧めてみたいと思います。
マレーシア航空の国内線は意外と飛行機路線があるので、ペナン島やランカウイ島、ジョホールバル、コタキナバルなども目的地の選択肢に入ってきます。
しかも安い。
便によりますが、片道2000円台で取れる事もあります。
「え?マレーシア航空の国内線に乗り継ぎ?ハードル高いよ」
と思うかもしれませんが、そんなに難しくありません。
クアラルンプール国際空港の構造が至ってシンプルだからです。
最初にマレーシア航空(成田or関空)、あるいはJALかANAに乗った場合、要は日本からの直行便に乗った場合、「サテライトターミナル」に飛行機が到着します。
そのターミナルの真ん中(十字の交点)からエアロトレインが走っているので、これに乗り「コンタクトピア」へ。
ここからがちょっと厄介です。
※ANA便を利用した場合、おそらくマレーシア国内線の搭乗券が日本では出ないはずです。乗り継ぎのチケットを持っていない場合、エスカレーターを降りる前に乗り継ぎカウンターへ行く必要があります。
※また国内線はショップが非常に貧相(飲食店がほとんどない)なので、乗り継ぎまで2〜3時間ある場合は、国際線ターミナルで時間を潰すのもありです。エアロトレインを降りてすぐの所にスタバがありますよ。
A.Bはこっち!という看板が出てくるのでそれに従います。
これで1階下、写真でいうLower Levelに降ります。
エスカレーターを降りたらあとは看板に従って入国審査のカウンターへ。
実はマレーシア国内線をオススメする理由はここにあります。
というのも、クアラルンプールの入国審査って意外と時間がかかるんですよね。
時間帯によりますが、昼間だとすんなり行っても30〜40分ぐらいかかります。
しかし、この「マレーシア航空の国内線に乗り継ぎする」技を使えば、入国審査後の保安検査を含めても5分かかりません。
さらに、国内線とはいえ一応ラウンジも存在します。
ラウンジは保安検査を抜けてすぐ左にあります。この地図でいう「D」の部分。
ワンワールドの上級会員資格を持っていれば誰でも入れます(スターアライアンスやスカイチームの皆さまごめんなさい)
なお、係員からのファイナルコールはかからないみたいです。
中はこんな感じ。
利用客数の割に結構広いので、満席になることはほぼないでしょう。
日本国内線のラウンジとは違って、ちゃんとフードも存在します。ただしアルコールはありません。
この電光掲示板にゲート番号が書かれているので、適当な頃合いを見てゲートに進んでください。
クアラルンプールでのマレーシア航空の国内線への乗り継ぎ、いかがでしょうか。
1番恩恵を受けるのは、ラウンジも使えるワンワールドの上級会員ですが、それ以外の人達も有効に使えると思います。
「初日はクアラルンプールに宿泊して、次の日マレーシアのどこかに移動…」というような行動を取るぐらいなら、初日のうちにマレーシアのどこかに移動するのもありかもしれません。
※なおエアアジア航空などはKLIA2という別のターミナルになるため、1度メインターミナルで入国する必要があり、この技は使えません。ご了承ください。