フレディ・マーキュリーゆかりの地、モントルーへ行ってみた(後編)
前回の記事で、モントルーにあるフレディ・マーキュリー像にご対面したところまでお話ししましたが……
今回のメインイベントはこれで終わりません。
実はモントルーには、フレディ・マーキュリー記念館というものがあって、それを見に行くためにモントルーまで来たといってもあながち間違いではありません。
その記念館の場所は、なんとカジノの2階。
そのカジノまでは、フレディ・マーキュリー像から湖畔沿いを歩いて10分ちょっとで到着します。結構近い。
カジノに到着。静かな街にいきなりカジノが現れるので、かなりびっくりすると思いますよ。
記念館を訪れるとはいえ、一応カジノに入るので「パスポート」は持参しておいた方がベター。
そしてカジノには目もくれず、階段を使って2階へ。
カジノを上から見下ろしつつ、指示通り通路を進みます。
いざ中へ。
記念館というよりかは小さな展示場のような感じです。
貴重な品々が置いてあるらしく、友人はこの部屋の中で終始大興奮していました。
記念館を見終わったので、この日のスケジュールは全て終了。
モントルーという街はとても朝日が綺麗らしく、それに備えて早めに就寝しました。
翌朝。
悲しいことにあまり天気が良くない。
確かにいい景色なので何枚か写真におさめましたが、どうせなら晴れている所を見たかっただけに残念です。
最後は列車の待ち時間を利用して市街地を散歩します。
時間になったのでモントルー駅に戻り、行きと同じ列車に乗り込みます。
空港までは来た道を引き返すだけなのでいたってシンプル。のどかな景色が広がります。
1時間15分ほどでジュネーブ空港に到着しました。
続きは次回へ。
A&Wのルートビアおかわり自由は単品でも適用される話
そもそも「ルートビア」ってご存知でしょうか?
沖縄に行ったことがある人、あるいは米軍基地フェスティバルに行ったことがある人なら、もしかしたら1度は飲んだことがあるかもしれません。
Wikipediaの項目にもなってるので、詳細はこちらで確認してもらえればわかりますが…
「ルートビア」っていうのは、要は炭酸飲料です。
この飲み物、匂いがちょっと独特で「飲むサロンパス」とも言われています。
そのため、好き嫌いがはっきり分かれます。私はルートビアが好きですが、匂いは本当サロンパスです。マジでサロンパス。
そんな「飲むサロンパス」ことルートビアが、おかわり自由で飲めるオアシスみたいな所があります。
それが「A&W(通称:エンダー)」というハンバーガーチェーン店。沖縄限定のチェーン店です。那覇空港の中にも店を構えているので知ってる人も多いかも?
私は、A&Wのハンバーガーを今まで何度か食べたことがありますし、おかわり自由のルールも知っていました。
ただ、そのおかわり自由ルールは、セットを頼まなければ適用されないと思っていたんですよね。
実際にはそんな事はなく、単品でも適用されるらしいんです。
ルートビア単品のRサイズが220円、Lサイズが270円なので、220円払えばルートビアがおかわり自由というわけです。
今回はお腹がそこまで空いてなかった事もあり、チキンバーガー単品とルートビアRサイズをそれぞれ単品で注文。合計650円です。
チキンバーガーは大きいチキンが丸々1個入った商品です。美味しかったですよ。
もちろんルートビアをおかわり。合計2杯飲みました。
ルートビアだけが目的なら220円払って飲めばいいし、セットが欲しいならセットを注文すればいい、という選択肢の多さは大きな魅力だと思います。
沖縄に行った時にはぜひA&Wでルートビアを飲んでみてはいかがでしょうか。
ただし、「あんまり好きな味じゃなかった。私の220円返せ。」と言われても、一切責任は取りませんのであしからず。
全く話題にならないJMB提携航空会社特典航空券のマイル数変更
JMB提携航空会社特典航空券というものをご存知でしょうか。
JALの特典航空券は、大雑把に言えば3種類あって、「JALのみ利用の特典航空券」、「ワンワールドや提携航空会社のうちの1社のみ利用の特典航空券(JMB提携航空会社特典航空券)」、「ワンワールド2社以上利用の特典航空券」です。
今回お話しするのは、2番目のJMB提携航空会社特典航空券です。
エールフランスやエミレーツなど、「ワンワールドに加盟してはいないがJALと提携している航空会社」の特典航空券を取ろうとする人や、キャセイパシフィックやアメリカン航空など、ワンワールドに加盟している航空会社を1社「だけ」利用する人が、この特典航空券を利用することになります。
2017年10月1日から、この特典航空券の必要マイル数が変更になるらしいのですが……
その変更内容が大きいものではなくすっごい地味だからか、全然話題になっていないんです。
とにかく、マイレージチャートを見てもらえればわかります。
うーん地味。
日本からで考えると、1000マイルなんて提携航空会社の大韓航空でソウル往復すら出来ない距離です。
片道利用だとしても、台北にすらたどりつきません。
なんにせよ必要マイル数が増加するより100倍マシですが。
1番影響があるとすれば、ファーストクラス利用の場合、8001~10000マイル(距離)でJALマイルが5000増加することでしょうか。
日本からドバイ往復がぎりぎり10000マイルを下回るので、エミレーツのファーストクラス利用が100000マイルで済んでいますが、10月1日以降に発券する時は105000マイル必要になります。
「100000マイル貯めたし、いっちょエミレーツでドバイまで行くか。ファーストクラスで。」って考えていたら、実はもう5000マイル必要だった……というような事態にならないように気をつけましょう。
もっとも、そんなシチュエーションになるのがレアだと思いますけどね。
今回の変更、個人的には「影響がそんなに大きくなくて助かったな」って思いました。
しかし、こうした変更はマイラーにとって、小さいものから大きなものまで見逃せないですね。
今後もアンテナを張り続けていきたいと思います。
ANAのクアラルンプール発券における「福岡」行きという選択肢
去年からのトレンドでもあるクアラルンプール発券。一時期はJALユーザーもANAユーザーもこぞってクアラルンプールに飛んでいましたが、最近はあまり聞かなくなりましたね。おそらく原因はJALのルール変更によるものでしょう。
以前のJALのルールでは、クアラルンプールから日本に到着したあと、日本国内線が片道2区間利用できたんです。いわゆる国際線の国内線区間ってやつですね。おかげでトータルのFOP単価が2円台という破壊力を誇っていました。
しかし、3月になってルールが変更されて、片道1区間しか利用できなくなってしまいました。
これにより、クアラルンプール発券のうまみが減ってしまいました。
ANAは以前から国内線は1区間しか利用できず、JALよりはうまみが少なかったんです。
しかし、JALのルール変更により、ANAが優位に立てる点が現れたんです。
それは東京行きと同額で「福岡」に行けるという事です。
JALの場合、東京行きと同額で行けるのは「大阪」と「名古屋」だけとなっています。
それ以外の行き先だと往復で約1万円以上かかってしまいます。
しかし、ANAの場合は「大阪」「名古屋」に加えてなぜか「福岡」も同額で行けてしまうんです。
これ、個人的には結構大きなメリットだと思うんです。
というのも、福岡は大阪までと比較して倍ぐらい距離が離れています。
それだけppが溜まり、単価も下げることが可能になります。
国際線の国内線区間の行き先としてよく那覇が挙げられますが、那覇行きの場合だと往復1万4000円が別でかかってしまいます。
どうせ同じ値段をかけるんだったら、国内線最遠の石垣に行くべきだと思いますよ。
福岡行きの話に戻ります。
全キャビンクラスを羅列するのは面倒くさいので、割引エコノミー(ブッキングクラスS)で考えたいと思います。
日程にもよりますが、ANAの公式サイトでだいたい41500円ぐらいから購入することが出来ます。
そして肝心のpp(プレミアムポイント)計算です。
※「福岡」行きは41500円、「沖縄方面」行きは54500円と仮定します。
ブッキングクラスSだと東京~クアラルンプールは片道あたり2503pp。
国内線区間では羽田~福岡が片道1134ppとなります。
合計で7276ppで、単価は約5.7円となります。
なお、東京~那覇は片道1968pp。
東京~石垣は片道2448ppとなります。
那覇行きのpp単価は約6.0円、石垣の場合は約5.4円となります。
石垣行きの方が単価がよく、かつ多くのppが稼げます。ただし、1日2往復しかありません。
便数が少ないのは明らかにデメリットでしょう。
しかも、福岡行きは、追加料金なしで「スターフライヤー」便にも乗れるんです。
足元が広く、個人用モニターもあることで有名なスターフライヤーが、追加料金なしで乗れるのも、大きなメリットだと思います。
今回、クアラルンプール発券の福岡行きという選択肢を考えてみましたが、単価もそこまで悪くなく、便数やスターフライヤーなどを考えれば、十分候補に入るのではないでしょうか。
※ここに出てくる具体的な金額は2017年6月6日現在の料金です。空席状況や燃油サーチャージなどによって、微妙に金額が変わってくる場合があります。
最終的な金額は、各自でご確認していただくようお願いします。
※また、東京と福岡は「同額」という表現をしていますが、空港税などにより、数百円レベルで誤差は確実に出てきます。
ただし、ppの計算に露骨に影響が出ないレベル(仮に0.5円ずれたとすれば3000円違ってくるがそんなことはない)なので、ここではあえて「同額」という表現を使用しています。
※また、ppの計算が間違っている場合は、コメントで指摘していただければ幸いです。
フレディ・マーキュリーゆかりの地、モントルーへ行ってみた(前編)
スイスインターナショナルエアラインズ411便で、スイス・ジュネーブに到着したところからの続きです。
今回ジュネーブに来たのは、フレディ・マーキュリーが余生を過ごした街、モントルーに行くためです。
※友達がフレディ・マーキュリー(というかQueen)の大ファンだからです
モントルーに行く前にジュネーブを観光したかったので、まずは街の中心部に移動します。
ジュネーブ空港もアムステルダム空港と同じく、空港に直接アクセスできる鉄道があり、ジュネーブ空港から中心地近くのコルナヴァン駅(ただし案内ではGenève表記)まで1駅5分程度で到着します。
駅の建物を出て、メインロードを真っ直ぐ進み、ローヌ川にかかるモンブラン橋を渡ると、有名な大噴水が見えてきます。
ただ、大噴水の間近に行くとなると結構遠いので、これ以上先へ進むのは断念。
その後、近くにあった花時計を写真に収め、
お次はサン=ピエール大聖堂へ行きました。
この大聖堂まで意外と坂がきつく、スーツケース持ちの友人はかなり堪えていました。
そして到着。想像していたよりかなり大きい建物です。
大聖堂を見終えた後は旧市街を通り抜け、また駅まで戻ります。
無事駅に到着した後、いよいよモントルーへ移動します。
チケットは自動販売機で買えるので、便利っちゃ便利。
ただし、乗る駅も指定しなければならないので、日本のシステムに慣れていると若干戸惑うかも。あとJCBカードが使えたのはありがたかったですね。
ちなみに駅に改札は存在しません。チケットを持ったまま車内に直接乗り込んで問題ありません。
「やったぜキセルし放題やん!」って思ったそこのあなた。改札はパスできても検札がやってくるので絶対やめましょう。
とまあ、システムについてお話しましたが、問題はお金。今さら言うまでもありませんが、スイスの物価はめっちゃ高いです。
なにせ、売店のコーラが1本400円するような国なんです。
当然鉄道運賃も高いです。
モントルーまでは約100kmで1時間ちょっとの道のりですが、料金は3800円もします。
※正確に言えば31スイスフラン。当時のレートで「1スイスフラン=113円」でしたが、手数料を含めれば3800円という計算です。
※似たような条件で「特急踊り子」の東京~湯河原で比べてみると、距離は99kmで2593円(ICカード利用の場合)でした。
しかも、日本の電車とは違って普通列車料金というものが存在しないため、どの列車に乗っても3800円かかります。
物価の高さを恨んでもしょうがないので、往復8000円のチケットを手にし、いざホームへ。
発車案内表は停車駅を羅列しているだけなのでわかりづらいですが、「Montrex」と書いてあるので、これが正解。
17:55ごろ、列車が入線してきます。
立ち客が出るほどの混雑でしたが、私たちは無事着席出来ました。
ルマン湖の景色を眺めたかったのですが、時間が時間だっただけにあまりはっきり見えませんでした。
列車内では、ぼーっと過ぎ去る光を眺めたり、Wi-Fiをつないで日本にいる人たちと連絡を取ったりして過ごしていました。
先述した通り、1時間ちょっとでモントルーに到着。
駅舎が結構立派です。
まだ20時過ぎだったので、早速マーキュリーに会いに行くことにしました(といっても銅像なんですけどね。)
マーキュリーは、モントルー駅から歩いて10分ほど、ルマン湖のほとりにいます。
…躍動感がすごいですが、やっぱり暗いとわかりづらいですよね。あと怖い。
夜はマーキュリー像より、そこから見える「湖に反射する光」を眺めていたほうがいいと思いますね。
後編に続きます。
スイスインターナショナルエアラインズ411便 ダブリン〜ジュネーブ
ダブリン滞在を終え、ダブリン空港へと戻ってきました。市内から空港へはもちろんエアコーチを利用。
今回利用するのは、「スイスインターナショナルエアウェイズ411便 ジュネーブ行き」です。
「スイスインターナショナルエアウェイズ」は初めて利用する航空会社です。
普段お世話にならないスターアライアンスさんの便は、おとなしくエコノミーの列でチェックインをします。あまり混んでいなかったのでラッキーでした。
カウンターでスーツケースを預けましたが、受付のお姉さんから「そのスーツケースをジュネーブで拾うか、ミュンヘンで拾うか」という質問がなされます。
今回の旅程は、ジュネーブ経由ミュンヘン行きとなっており、そのジュネーブの滞在が「24時間以内」だから出来る芸当なんでしょうか?
私はミュンヘン受け取りを選択。これでスイス滞在が身軽になります。
チケットを受け取れば、いつも通り出国して保安検査を受けます。
朝ごはんは、空港内のマックで済ませました。
このパネルが結構便利で、これで注文すれば、レジでお金を払う必要はありません。
パネルから出てくるレシートを店員に渡して、あとは呼ばれるまで待つだけです。
3分ぐらい待っていたら本当に出てきました。このシステムすごい。
マックを食べて、お腹を満たしたところで空港内をしばらく散策。
結構お店があって面白い空港でした。
今回搭乗した、「スイスインターナショナルエアラインズ411便 ジュネーブ行き」ですが、実はこの便は週3日しか運行しません。この運航日に合わせて全体の旅程を組んでいるぐらい、私にとっては重要な区間となっています。
時間になったので搭乗します。
機材は安心安全のA320。座席配置は3-3です。
今回の便も窓側の席にしました。
週3運航便なので、乗客も少ないのかなと思いきや、9割ぐらいの搭乗率でした。
全員が着席しても、やっぱり飛行機は動き出しません。
CAさんから「出発の順番待ちのため15分から20分ほど遅れる」という内容のアナウンスが英語→フランス語の順番でなされました。
出発待ちの間、別のCAさんがチョコレートを配って回っていました。
このチョコレートがなかなか美味しい!
チョコレートを食べ終えたころ、プッシュバックし始めました。
宣言通り15分ほど出発が遅れたみたいです。
タキシング中、隣の男性がずっと窓の外を眺めていました。よほど外の景色が見たかったのでしょうか。CAさんに座席移動のリクエストまでしていました。
CAさんの答えは当然「NO」。ただし、安定飛行に入ったら席を変えていいというような回答をいただいていました。
プッシュバックから10分ほどで離陸。
ベルト着用サインが消えるや否や、隣の男性客は1つ前の列の窓側へと移っていきました。
私の列は真ん中の席が空席になり、思わぬ形でビジネスクラスが誕生しました。
とはいえ、元からゆとりがあるので、そこまで苦痛に感じません。
離陸から50分ほどで、軽食とドリンクサービスがなされました。
軽食はチーズキッシュで、これがまた美味しい!
あっさり食べ終えてしまいました。
ダブリンからジュネーブの飛行時間は約2時間(アイルランドとスイスの間には時差が1時間存在する)。結構あっという間です。
到着30分前、ベルト着用サインが点灯し、だんだんと地上が見えてきます。
その時に見えるルマン湖とアルプスの山々。すごい景色です。
こんな景色を眺めつつ着陸。
駐機場へ移動中、中東御三家がこんな風にして集まっている様子が目に入りました。
このような光景、結構珍しいのではないでしょうか。
出発も到着も15分ディレイこそしたものの、全体的に満足度の高いフライトとなりました!
なにより機内で食べたものが美味しかったのがいいですね。
そして、これから23時間55分のスイス滞在が始まりますが、その話はまた次回。
エアコーチとダブリン市内観光
無事、ダブリン空港に着いたところからの続きです。
前回の記事でも触れたように、アイルランドでは入国審査が控えています。
入国審査の列に並ぶと、数人前の中東系の男性がかなり手間取っているのが見えてしまいました。
「イギリスやアメリカのように、かなり長丁場になるかもしれない」と覚悟しましたが、意外とスムーズに流れ出しました。
結果的には10分ほどで入国出来ました。
無事入国出来たことですし、市街地にあるホテルへと向かうことにしました。
ちなみにダブリンには、空港アクセス鉄道というものが存在しません。バスやタクシーなどを利用する必要があります。
バスにも色々種類がありますが、今回は「エアコーチ」を使いました。
往復12ユーロという料金は、他の手段に比べると若干高いですが、その分お客さんは少なく、4列シートでも十分なレベルです。
しかも、無料でWi-Fiが使えて電源用コンセントも備えていて、かなり便利ですよ。
ルフトハンザはダブリン空港の第2ターミナルに到着します。ダブリン空港→市内行きは第2ターミナル、第1ターミナルの順に停車します。空港行きは順番が逆です。
始発から慌てることなく座れる事が出来たのはうれしかったですね。
第2ターミナルを出発してから約30分で、中心地の「オコンネルストリート」バス停に到着し、ここで下車。
近くのホテルでチェックインし、翌日に備えます。
ダブリンの観光地は、基本的な所は徒歩で行けてしまう距離らしいので、全て歩きで行きました。
リフィー川からの景色や
St.audoen's park
聖クライストチャーチ大聖堂
ダブリン城や
トリニティカレッジなどなど
これら全部歩いて回ることが出来ます。
ダブリンもルーティングの都合上、1日しかいられませんでしたが、十分に楽しめました。
こちらに続きます。