日暮里駅での乗り換えをまとめてみる
「乗り換え駅をまとめてみた」シリーズ、第3弾は日暮里駅です。
日暮里駅は、成田空港へのアクセス鉄道の一角を担う、京成電鉄との乗り換えで有名ですね。
今回も、JR→京成と京成→JRに分けて解説します。
JR→京成の乗り換え
ものっすごくシンプルに言うなら、JRのホームは、常磐線用(3.4番線)、京浜東北線・山手線の上野・東京方面(9.10番線)、山手線・京浜東北線の池袋・大宮方面(11.12番線)の、3つの島に大別されます。
最初に、各ホームにどんな設備がどこにあるか、まとめてみました。
3番線 常磐線(上野東京ライン)上り
水戸・土浦・取手・柏方面から、上野・東京・新橋・品川へ向かう電車が来るホームです。
階段
15両の場合→12号車の後寄り〜13号車の前寄り
10両の場合→7両目の後寄り〜8号車の前寄り
エスカレーター
15両の場合→15号車の前寄り。11両目の後寄り〜12号車の前寄り。
10両の場合→6号車の後寄り〜7号車の前寄り。10号車の前寄り。
エレベーター
15両の場合→11号車の中ほど
10両の場合→6号車の中ほど
4番線 常磐線下り
品川・東京方面から柏・取手・土浦・水戸方面へ向かう電車が来るホームです。
階段
15両の場合→14号車の中ほど
10両の場合→10号車の中ほど
エスカレーター
15両の場合→13号車の中ほど
10両の場合→9号車の中ほど
それらに加えて、先頭車両のさらに奥にも1台エスカレーターがありますが、利用価値は低いです。
エレベーター
15両の場合→13号車の後寄り
10両の場合→9号車の後寄り
※参考までに、横浜・川崎方面から「東海道線」に乗り、新橋か東京で「上野東京ライン 常磐線直通」の列車に乗り継いで、日暮里に移動するのも可能で、そのように移動した場合は、4番線に到着します。
9番線 京浜東北線
大宮・赤羽方面から、上野・品川・蒲田方面へ向かう電車が来るホームです。
階段
→10号車 中ほど。8号車 中ほど。
エスカレーター
→7号車前寄り
エレベーター
→9号車 前寄り
※9号車の前寄り付近は、かなり狭いので、8号車の後寄りを使うのも手です。
10番線 山手線外回り
新宿・池袋から、上野・秋葉原・東京方面へ向かう電車が来るホームです。
階段
→10号車 中ほど〜後寄り 8号車 中ほど
エスカレーター
→7号車前寄り〜中ほど
エレベーター
→9号車 前寄り〜中ほど
※狭いので9号車の前寄りを使うのも手(優先席もあります)
11番線 山手線内回り
東京・秋葉原・上野方面から、池袋・新宿方面へ向かう電車が来るホームです。
階段
→10号車の前寄り
エスカレーター
→9号車の前寄り〜中ほど
エレベーター
→11号車の中ほど
12番線 京浜東北線
蒲田・品川・上野方面から、赤羽・大宮方面へ向かう電車が来るホームです。
階段
→10号車の前寄り
エスカレーター
→9号車の前寄り
エレベーター
→10号車の前寄り
注意事項
京浜東北線(9番線、12番線)の電車は、10時台〜15時台は「快速運転」となり、日暮里駅は通過となります。
該当時間に京浜東北線を使う場合、田端駅か上野駅で乗り換える必要があるので、注意してください
※山手線の駅を利用する場合(品川駅から田端駅の間)は、どんな時間帯でも山手線(10.11番線)に乗っておけば、間違いはありません。
設備ごとにまとめてみる(JR)
エレベーター
3番線.常磐線(上野東京ライン)上野・東京方面
→10両、15両編成のいずれも、後ろから5両目の中ほど。
4.常磐線 取手・水戸方面
→15両編成の場合は、前から3両目の後寄り
10両編成の場合は、前から2両目の後寄り
9.京浜東北線 上野・品川・蒲田方面
→後ろから2両目の前寄り(あるいは後ろから3両目の後寄り)
10.山手線外回り 上野・東京・品川方面
→後ろから3両目の前寄り〜中ほど
11.山手線内回り 田端・池袋・新宿方面
→先頭車両の中ほど
12.京浜東北線 田端・赤羽・大宮方面
→先頭車両の前寄り
エスカレーター
3 常磐線(上野東京ライン) 上野・東京方面
→10両、15両編成のいずれも、
1番後ろの車両の前寄りと、後ろから4両目の前寄りか、後ろから5両目の後寄り
4.常磐線 取手・水戸方面
→10両編成の場合は、前から3両目の中ほど
15両編成の場合は、前から2両目の中ほど
9.京浜東北線 上野・品川・蒲田方面
→後ろから4両目の前寄り〜中ほど
10.山手線外回り 上野・東京・品川方面
→後ろから5両目の前寄り〜中ほど
11.山手線内回り 田端・池袋・新宿方面
→前から3両目の前寄り〜中ほど
12.京浜東北線 田端・赤羽・大宮方面
→前から2両目の前寄り
乗り換え方法を説明する
まず、各ホームからいずれかの方法で2階に上がったあと、天井に「成田空港方面」とデカデカと書かれた看板があるので、それに従います。
※方向がわからなくなったら、「ホーム番号の若い方(9番ホームから移動するなら、3.4番ホーム方面)」と頭に入れておけばOKです。
突き当たりを少し右に進むと、改札がいくつもある場所に出てきます。そこがJRと京成の乗り換え改札です。
もし、ICカードや乗車券、スカイライナーのチケットを持っている場合、このまま改札を通過してしまってOKです。
京成の乗車券や特急券を持っていない場合、改札の右に、このような窓口や券売機があるので、そちらでお買い求めください。
※「スカイライナー」や「イブニングライナー」には、特急券が必要です。
※「特急」「快速特急」「アクセス特急」は、いずれも特急券は必要ありません。乗車券のみでOKです。
乗り換え改札を抜けると……
さて、ここから京成のエリアに入ります。
きっぷとICカードを併用する場合、先に切符を通す必要があるので注意。
「スカイライナー」「イブニングライナー」は、さらに奥に、専用の有人改札があるので、乗車券と特急券を見せて、先へ進んでください。
有人改札を抜けた後は、特急券の号車案内に従うのですが、
1~5号車は左、6~8号車は右のエスカレーターから2階に上がります。
エレベーターは中央にあります。
2階に上がったあと、券面に書かれた号車番号と座席番号に従って、乗車位置に並んでください。
一方、料金のかからない列車(特急、快速特急、アクセス特急)は、有人改札を通らずに2階に上がります。
エスカレーター、エレベーターは改札付近にあるので、比較的わかりやすいです。
なお、「スカイライナー」「アクセス特急」は、成田スカイアクセス線経由、「イブニングライナー」「特急」「快速特急」は京成本線経由と、ルートが違うのでご注意ください(価格差200円)
特急、快速特急からアクセス特急(あるいはその逆)乗り換えは、「京成高砂(アナウンスでは高砂)」駅で行うことになります。
※時間帯によっては、「アクセス特急」の乗り換えは、普通や快速を使うことになるのですが、その場合も、京成日暮里駅の2番ホームから乗車してください。
京成→JRの乗り換え
今度は京成からJRの乗り換えを説明します。
成田空港から日暮里・上野方面へ向かうときは、列車は全て0番ホームに到着します。
設備ごとにまとめてみる(京成)
エスカレーター+階段
スカイライナー
→7号車 後寄り
8両編成の場合→6号車 前寄り
6両編成の場合→4号車 前寄り
4両編成の場合→4号車 前寄り
エスカレーターのみ
スカイライナー
→4号車 後寄り
8両編成の場合→4号車 後寄り
6両編成の場合→2号車 後寄り
4両編成の場合→2号車 後寄り
※エスカレーターを使う場合、こちらの方が便利です。
エレベーター
スカイライナー
→5号車 後寄り
8両編成の場合→5両目 後寄り
6両編成の場合→3号車 後寄り
4両編成の場合→3号車 後寄り
※成田空港から来る場合、進行方向から8.7号車の順になります。
いずれかの方法で2階に上がった後は、JRの乗り換え改札を通過するのですが、乗車券やicカードを持っていない場合、ここで買う事が出来ます。
また、Travelexで両替も出来ます。結構便利ですよね。
乗り換え改札を抜けると……
ここからJRのエリアになります。
手前から、
3番線→常磐線(上野東京ライン直通) 上野・東京・新橋・品川方面
※東京か新橋で、東海道線に乗り継いで、川崎・横浜・大船方面へも行けます。
4番線→常磐線 北千住・柏・取手・勝田方面の列車
9番線→京浜東北線 上野・品川・蒲田方面
10番線→山手線 上野・秋葉原・東京・浜松町・品川方面
11番線→山手線 田端・巣鴨・池袋・新宿方面
12番線→京浜東北線 田端・赤羽・南浦和・大宮方面
のいずれかの列車で移動する事になります。
※3.4番線の常磐線のみ、エレベーターが乗換改札口の近くにあるので、注意してください。
※京浜東北線は、10時台〜15時台に快速運転を行うので、日暮里駅は通過します。
京浜東北線を利用する場合は、上野駅か田端駅で乗り換える必要があるので、その点も注意してください。