フィンランド航空77便 ヘルシンキ~関空 〈前編〉
日本への帰国便は、フィンランド航空77便関西空港行きを利用しました。
↓実際に利用したA330-300です
こちらから乗り継いできました。
私は関東在住ですが、わざわざ関空行きを選んだのは、
・少しでも国内線を利用してFOPを稼ぎ、なおかつ羽田着にしたかったこと
・友人と同じフィンランド航空73便が予約できなかったこと
・仮にJL414便で成田に帰ったとして、友人と成田で合流する意味があるのか、かなり疑わしかったこと
という理由からです。
それゆえ、友人とはここでお別れ。
再び1人になった私は、単独で搭乗口へ向かいます。
出発40分前に搭乗口へ向かうと、すでに優先搭乗が開始されていました。
実は私、この便で人生初の優先搭乗の権利を行使しています。
私以外に優先搭乗をしているのは、どう見ても私の倍以上生きているであろう人達ばかりです。
他の乗客に「なんであんなクソガキが自分たちより先に飛行機の中に入っていくんだ?」と思われたかどうかはわかりませんが、私にだってその権利はあるんですし、遠慮なく使わせていただきます。
座席配列は2-4-2なので、意外とゆったりしているように思えますが、足元は結構狭いです。公式サイトによると、シートピッチは78cmらしい。
それでも、優先搭乗のおかげで頭上のスペースにカバンを置け、わずかですが足元を確保することに成功しました。
座席周りを見てみます。
個人用モニターを操作するリモコンは、だいぶくたびれてしまっていますね。
また、9時間半のフライトにも関わらず、USBの充電ポートがありませんでした。
マレーシア航空にすらあるのに…
優先搭乗が終わったからか、ぞろぞろと乗客が入ってきますが、聞こえてくるのはほとんど関西弁。これには理由があります。
フィンランド航空は、ヘルシンキ発日本行きを「福岡」「大阪」「名古屋」「成田」と4箇所も飛ばしています。
関西民が、わざわざ「名古屋」や「福岡」に行くとは考えにくく、機内は関西空港至近の乗客でほぼ統一されます。ヘルシンキにいるのに、まるで大阪にいるような錯覚を起こしてしまいます。
40分前集合をするぐらいなので、出発15分前には全員が着席し、いつでも出発可能な状態になりました。
ヘルシンキ時間17:20ごろ、定刻よりやや早めにゆっくりとプッシュバックします。
その後すぐにセーフティーデモ。
個人用モニターでセーフティーデモを見るのは、ニューヨークからマドリードで利用したイベリア航空6252便以来です。
夕焼けがとても綺麗です。
そうこうしているうちに離陸。
夕焼けが見えなくなると、あとはひたすら暗闇のシベリア大陸を飛び続けます。
しばらくして、機内食とドリンクサービスがやってきます。ちなみにシャンパン、ウィスキー、スナックなどは有料だそう。
機内食はポークとチキンが選べ、私はポークを選びました。
久々のコメ食で、なおかつ一緒にお蕎麦がついてくるのが地味に嬉しかったりします。
フィンランド航空は、CAさんがドリンクをいちいちお客に伺いに行くのではなく、ギャレーにパックを置いて、客が好きなタイミングで飲めるようになっています。
まるでドリンクバーですね。
離陸から3時間ほどして、日本の税関申告書をもらったあとは、だんだん機内が暗くなり睡眠体勢に入ります。
後編に続きます。