修行僧ぷってんの雑記

移動メインのトラベラー

バスで拱北口岸へ、徒歩で中国に入国し、そして迷子になった

セナド広場の近くのバス停から、マカオバスの3系統に乗り込んで約15分ほど。拱北口岸に到着しました。

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こちらからの続きです。

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ここに来るような人は、ほとんどが国境を超えるためにやってくるようなもので、たくさんの人が白い建物に吸い込まれていきます。

 

私も白い建物の中に入ります。

 

ここでは、マレーシア・シンガポール国境とは違い、徒歩で国境を越えていきます。

 

 

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マカオの出国審査(に加えて中国の入国審査)では、ファストレーンのようなものがありますが、当然私は対象外なので、普通のレーンに並んで、まずはマカオを出国します。

 

国境越えが非常に当たり前だからか、レーンの数も多く、出国審査は全然時間がかかりませんでした。

 

 

エスカレーターなどで長ーい通路をしばらく歩くと、今日出国した人数と入国した人数などが表示されている電光掲示板がありました。

21時半の時点で30万人がこのボーダーを通り抜けたらしいです。単純計算で年間1億人以上が通過していることになります。すっげえ多い。

 

 

だらだら歩き終えると、今度は中国の入国審査を受けます。

 

 

やはりそんなに時間はかかりませんでしたが、入国カードを書かなくてはならないのが少々かったるいところ。とはいえ、香港やマカオと違って中国はパスポートにスタンプをくれるので、よしとしましょう。

 

 

というわけで、ようやく中国側に出てきました。所要時間は20分ほどで、思ったよりも早かったです。

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だだっぴろい空間が広がっているのが、なんとも中国っぽいですよね。

といってもまだ中国2回目なんですが。

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さっそくホテルに向かうとします。

 

ホテルの位置は、あらかじめGooglemapで読み込ませていたので、それを見ながら1人とぼとぼと歩きます。

 

 

拱北口岸から20分ぐらいでホテルに到着しました。

 

さっそくチェックイン……

 

できませんでした。

 

 

なんと予約が入っていないというのです。

 

受付嬢にもう1度バウチャーを見せると、「ここはうちのホテルじゃない」というではありませんか!

 

よくよく見てみると、確かにホテルの名前が違います。

 

「じゃあこのホテルはいったいどこにあるのか」と受付嬢に尋ねても、「私にはわからない」とだけ返されてしまいました。

 

まさかの迷子です。

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旅行者の方々ならご存知でしょうが、中国はインターネットの規制が厳しい国として有名です。

 

Googleはもちろん、safariなどの検索エンジンも利用できません。

 

 

香港などでプリペイドsimなどを手に入れたり、日本の通信会社(au、ソフトバンク、ドコモ)の海外定額システムなどを利用したり、日本からポケットWi-Fiを持ち込んだりすれば、この問題は解決できますが、今回はいずれの手段も持ち合わせていません。

 

 

いったんマカオに入国すればこの状況でも携帯が利用できますが、

中国に出国し、マカオに入国した後、ホテルの位置を検索して、マカオを出国し、再び中国に入国する…

と、短期間で出入国を繰り返すことになります。

 

さすがに怪しすぎるし、もう一度中国に戻れるのかが不明瞭なので、これは却下。

 

 

携帯が使えなくなって、無力になってしまったからでしょうか。それとも20km近く歩き続けて疲弊したからでしょうか。道路の片隅にうなだれてしまいました。

 

そんな私を見て、通行人に心配されて声をかけられましたが、言語が中国語のため、何を言っているのかさっぱりわかりません。とりあえず大丈夫だという意思表示だけは見せておきました。

 

 

この時点での問題点をまとめると、

・ホテルの位置がわからない

・検索する手段が存在しない

・言語が通じない(ホテルマンですらつたない英語だった)

・いったんマカオに戻ったとしても、ふたたび中国に戻れる保証がない

 

とまあこんな感じ。

 

 

15分くらい冷静になってみて、「そういえばホテルの住所が通りの名前になっていたな…」ということを唐突に思い出します。

 

バウチャーをもう一度確認して、その通りの名前を探してみると…

確かにあった!

 

 

10分ほど歩いて、改めてホテルに到着しました。

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受付嬢にバウチャーを渡し、わらにもすがる思いで待っていましたが、無事にチェックインできました!

 

思わぬトラブルに遭って、危うく野宿でしたが、ようやく部屋に到着して、一息つくことが出来たのがなによりもうれしかったです。

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ホテルのWi-Fiは使えましたが、どうせなんにもできません。flightraderもご覧の有様。

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疲れていたのもあって、さっさと眠ることにし、翌日に備えることにしました。

 

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