2018年惜別乗車シリーズ ~引退迫る 185系特急踊り子に乗車~
八王子から大回りして、横浜線、相模線、東海道線(橋本、海老名、茅ケ崎)経由で大船までやってきました。
こちらの続きです。
この後は、「特急踊り子106号」に乗って東京まで向かいます。
この大船駅、ちょっと面白いスポットがちらほらあります。
まずは有名なこの電光掲示板。
経由によって表示が変わる代物です。
さらにこのマーク。
かなり懐かしい「寝台急行」のマークです。
いつから張り出されているのかわかりませんが、最後に寝台急行が走っていたのが「銀河」なので、10年前から存在していたことになるのでしょうか。
最後にこの案内表示。
ただ古い看板だと思われるかもしれません。
しかし、注目してほしいのは「L特急」のマーク。
JR東日本が「L特急」の愛称を廃止したのは2002年なので、15年以上そのままだという事がわかります。
話を戻しましょう。
ホームには自由席特急券の券売機が設置されておらず、車内で買い求めることになりました。
「踊り子」の本数がそれほど多くないから、不必要だという事でしょうか。
14時15分、やや遅れて「踊り子106号」は大船駅にやってきました。
編成は堂々の15両編成。文句なしに「在来線特急列車の日本最長両数」を誇ります。
自由席のお値段は、東京まで510円。普通列車のグリーン車よりもお安く乗ることが出来ます。
ただし、昼下がりだったためか、踊り子の乗車率はそんなに高くありませんでしたけど。
この日は、戸塚で先行列車の車両点検があった影響で遅延していたらしく、踊り子106号もその影響を受けて、いまいちスピードに乗れないでいました。
結局10分遅れの14時37分に横浜到着。
その後は、モーターをうならせて、ひたすら東海道線を走りますが、遅れを回復するには至らず。川崎、品川には10分遅れのまま到着することとなりました。
今や珍しくなった鉄道唱歌のチャイムが流れ、乗換案内の放送が始めると、あっという間に東京に到着です。結局11分遅れでした。
上野東京ラインが開通し、東京駅はいまや「終着駅」としての趣はなくなってしまいました。
それでも、定期の踊り子は以前と変わらず東京駅をターミナルとして発着し続けています。
今後とも15両編成で運行し続けるのか、分割併合はどうするのか、湘南ライナーはどうするのか…など、先行きはわかりませんが、最後の役目を終えるまで、185系は今日も走り続けます。